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概要

ならやま 2019春

Campus Newsキャンパスニュース10月6日奈良県次世代教員養成塾の開講式を実施しました奈良教育大学において奈良県次世代教員養成塾の開講式が行われました。同塾は、小学校教員を目指す奈良県内の高等学校等の生徒を対象に、未来の奈良県の教育を担う資質・能力を育成することを目的として、奈良教育大学をはじめとした奈良県内に大学法人を置く6つの教員養成系大学と奈良県教育委員会が連携・協力し、高等学校の2年間と大学進学後の4年間の計6年間を通じて一貫したプログラムを実施するものです。なお、第一期生として75名の生徒が参加しました。当日は、奈良県立教育研究所の石井副所長、奈良教育大学の宮下理事・副学長からそれぞれ挨拶が行われたのち、奈良教育大学の河﨑智恵教授らにより「教職へのビジョン」というテーマで、教職キャリアカウンセリングツールを活用し、グループワークを通して自己理解を深め、教員になる意欲を高めました。参加した生徒からは「教員になりたいという気持ちが確かなものになった」「自分自身をよく理解できた」などの感想がありました。11月1日斑鳩町「和のあかりプロジェクト」を支援しました斑鳩町役場において、奈良教育大学の教員と学生が役場の職員を対象にキャンドルあかりのホルダー(キャンドルホルダー)の製作を出前授業で指導しました。和のあかりプロジェクトは、聖徳太子1400年御遠忌(622年2月22日に亡くなってから2021年2月22日で1400年を迎え、世界遺産である法隆寺で大法要を行う)を記念して、町をあげて聖徳太子の遺徳を偲ぶものです。そのプロジェクトの中で使用されるキャンドルホルダーは、奈良教育大学が本年3月に斑鳩町の協力を得て、当地で小学生と保護者を対象に物作りの公開講座を実施したときの製作物であったヒノキ製の円筒型木琴を元にしています。そこで製作した円筒型木琴が、聖徳太子が創建したといわれる法隆寺と木の文化に合うため、法隆寺の参道をあかりで飾るプロジェクトの際に用いるキャンドルを設置するホルダーに適しているのではないかと注目されたものです。今後、御遠忌に向けて斑鳩町役場の職員が町内の各種団体を指導してキャンドルホルダーを製作していく予定です。今回はキャンドルホルダーの製作指導の任につく職員を対象に、作り方を講習しました。参加した職員は熱心にキャンドルホルダーの製作方法を学んでいました。11月28日平成30年度京阪奈三教育大学FD交流会「『持続可能な社会の創り手』の育成の観点から教育実践を考える」を開催しました教員のための研修プログラムの一環として、京阪奈三教育大学FD交流会を開催しました。この交流会は双方向遠隔授業システムにより、大阪教育大学及び京都教育大学にも配信され、合わせて約100名の教員が参加しました。はじめに奈良教育大学の中澤静男准教授が「『持続可能な社会の創り手』の育成の観点から教育実践を考える」と題して、ESDの理念・内容の理解を図ることをテーマに講演を行いました。続いて、附属小学校の河野晋也教諭から、実際の学校現場において取り組まれている授業でのESDの実践例について紹介され、その後、意見交換が行われました。参加者からは、「理論と実践の一端を知ることができ有意義であった」、「自身の専門領域に生かせるところがあり大変参考になった」などの感想が寄せられました。奈良教育大学は、日本の大学として初めてユネスコスクールに加盟し、ESDを特色の一つとして取り組んでおり、今回の交流会により三大学間でESDへの理解を深める貴重な機会となりました。21_SPRING 2019ならやま