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概要

ならやま 2019夏

特集教育実習特別支援教育研究授業に向けて実習生と授業を考える様子おおの大野あき晶こ子さん教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻特別支援教育専修4回生(当時)兵庫県立川西緑台高等学校出身実習期間:平成29年9月25日~10月6日(出身県の特別支援学校)平成30年5月31日~6月25日(奈良教育大学附属中学校特別支援学級)教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。これから教育実習へ挑む在学生・受験生へのメッセージMesseage小学校実習を経験してから特別支援学校と特別支援学級で実習を行いました。授業づくりでは小学校と異なり、生徒の障害や発達の状況を把握し、実態に合わせたものをつくる必要があります。そのため、戸惑い苦労しましたが、目の前の子どもたちにどのような教材が求められているのかを自分で考え、指導担当の先生や共に実習に臨んだ仲間と話し合い、少しでも子どもの理解を深めること、個に適したアプローチの仕方を考え、自分なりに工夫した授業づくりを行うことができました。ボランティアなどで子どもと関わる機会を持つことはできますが、教育実習は学校で1日を通して、さらに連続して子どもの姿を見ることができる貴重な時間です。実習期間中は授業準備など忙しさもありますが、私は子どもたちとたくさん触れ合うことが何より大切だと思います。これから教育実習に臨む皆さんが充実した教育実習を送ることができるよう願っています。教育実習前と、教育実習後の心境の変化について。私は特別支援教育の現場は私自身が児童生徒であったときと大学入学後の数回の見学、介護等体験などの経験でしか知りませんでした。教育実習では、先生方の一人一人に対する理解の深さや子どもの願いを大切にされる姿が強く胸に残りました。私も子どもの発達に寄り添うことができるようになりたいと感じ、特別支援教育に携わる人間になりたいという思いがさらに強くなりました。研究授業後の授業討議で教授らから指導を受けている様子体育授業時に生徒からの質問に答える様子9_SUMMER 2019ならやま