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概要

ならやま 2019夏

附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園2月21日「世界遺産マップすごろく」を作ったよ幼稚園では入園から卒園までに、奈良公園、東大寺、二月堂、鏡神社、元興寺、奈良町などに遠足や探検に行き、地域の遺産に触れたり見たりする機会をもっています。今年度は年長児が奈良町を探検した後に、これまでの経験を振り返りながら4~5名ずつのグループで「世界遺産マップすごろく」を作りました。すごろくのポイントとなる場所は子どもたちが選び、その場所の写真の配置の仕方やそれぞれの場所のコメントを考え、大きな台紙に貼ったり描いたりしました。手を動かし頭を働かせながら思いを伝えあう姿はとても頼もしく、これまでの経験や学びが形となったことで、地域への親しみの気持ちも高まり定着したことだと思います。附属小学校4月11日『新しい仲間を知り合って、次への一歩をふみ出そう』1年生をむかえる会4月11日、新しい仲間91名を迎え、6年生が企画と進行をした“1年生をむかえる会”を行いました。テーマは、『新しい仲間を知り合って、次への一歩をふみ出そう』でした。会では、1年生に附小のよさを知って、安心してもらうために、2年生の“一年間でできるようになったこと”の紹介と、6年生による“学校クイズ”がありました。また、2~6年生が、『わたしがたねを』を歌いました。1年生も、『1年生になったら』の元気な歌声を体育館中に響かせていました。これで全校の仲間531名が揃いました。附属中学校4月26日春の奈良めぐり附中に入学したての1年生130名が平城旧跡を中心とした佐保路でフィールドワークに取り組みました。午前中は平城京跡での歴史学習、午後からは、実行委員の生徒が中心となって考えた学級対抗のゲーム。仲間と助け合いながら、協力し合いながら楽しくゲームに興じました。その後、古墳が点在する平城京跡から学校までの道をグループ単位でフォトテーリング。「疲れたー」と大声で叫びながら笑顔で学校に到着しました。奈良に息仲間[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/理科教育講座つじ准教授辻の野りょう亮准教授辻野亮たちづくマントを羽織った唐傘台風が過ぎ去った9月のある日、理科棟(R1)の隣に大きな唐傘が忽然とそそり立った。傘はパン生地で出来ているかのように白くてふわふわで柔らかく、長い柄には薄茶色の細かい斑模様が描かれていた。さらに、柄には短い白マントが巻かれている。これは、マントカラカサタケMacrolepiotadetersaというキノコである。マントカラカサタケは、比較的大型で高さ30cmを超えることが普通である。生長中は、あたかも薄茶色の棒にマシュマロが刺さったような特異な形をしている。しかもそれは突如地上に現れて一気に空に向かって伸びて大きな傘を開くことから、とりわけ人の目を惹く。開き始めの傘の裏は白い膜で覆われているが、開くと膜が外れてマント状にぶら下がる。そうすると、白マントを羽織った背の高い人が白い唐傘を差している姿の出来上がりである。ただし、マントはのちに脱落するし、キノコ自体も崩れてしまう。もしこの奇抜なキノコを観たければ、同じ時期同じ場所を探したらまた見つかるかもしれない。キノコなだけに。▲唐傘を仰ぎ見る▲マントカラカサタケSUMMER 2019ならやま_22