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概要

ならやま 2019夏

教育実習特集幼稚園遊戯の時間はらだななみ原田七海さん教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修3回生(当時)愛知県立豊田北高等学校出身実習期間:平成30年9月3日~28日(奈良教育大学附属幼稚園)教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。子どもの姿をとらえることが難しく、悩みました。例えば、子どもの興味・関心、発達などを踏まえて遊びの環境を作ったり、関わったりしているはずなのに、いまいち熱中して遊べていなかったり、こちらが考えていたこととは違う反応をしていたりということがありました。そこで、実習生同士で話し合いを重ねたり、先生から別の視点をいただいたりし、環境や援助を変えていきました。そうすると、子どもがよりいきいきと遊べていたり、育ちの芽が見られたりする場面がありました。実習中やり甲斐を感じたことはなんですか。子どもへの新しい視点が得られるときに面白さを感じました。保育の中で感じた違和感や、予想外だったことなどについて、実習生や先生とお話しし、「もしかしてこう思ったのかな?」などと考えていきました。その中で、子どもへの新しい気づきなどが得られると、子どもの面白さや、援助を工夫する楽しさを感じました。教育実習前と、教育実習後の心境の変化について。保育の難しさを実感し、自分は将来保育者としてやっていけるのだろうか?という思いも出てきました。しかし、それと同時に、試行錯誤しながら子どもと関わっていく面白さ、育ちが見られたときの感動など、やりがいの大きい職であることも改めて感じました。これから教育実習へ挑む在学生・受験生へのメッセージMesseageこれから教育実習へ行かれる方は頑張ってください!実習に行く前には分からなかったことを知ったり、現場の先生からたくさんの視点をいただいたりするのはとても勉強になります。受験生の方は、大学で勉強したり、子どもと関わったりすることを楽しみにしていてください!担当教員と実習の振り返りたけだあゆみ武田彩由美さん教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修3回生(当時)奈良県立奈良高等学校出身実習期間:平成30年9月3日~28日(奈良教育大学附属幼稚園)教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。教育実習中特に困ったことや上手くいかなかったことは、保育の環境構成についてです。3週目以降、自分の担当しているクラス・年齢で、自ら選んでする遊びの環境構成をさせてもらいました。2週目までの子どもの姿から、子どもたちがもっと成長できるためにはどのような環境が良いのかを同じ年齢を担当した実習生同士で話し合って自分たちなりに考え、環境を構成するのはとても難しかったです。特に、子どもたちが持続して遊べる環境を考えるのが難しく、なかなか上手くいきませんでした。そんなときは、同じ学年を担当している実習生と何度も話し合いをしてアイデアを出し合ったり、年齢を問わずたくさんの先生方に質問したりアドバイスをいただいたりして、何とか乗り越えました。たくさん悩みましたが、その分自分の中に深い記憶として残り、保育における重要な視点を得ることができた、とても良い経験であったと感じます。また、とにかく時間がなかったことも困ったことの一つです。日々の実習日誌に加え、自分が行う保育内容の決定や教材研究、指導案作成(各週1回は子どもの前に立つ機会をいただき、保育を行う当日に提出)、3週目以降は環境構成の話し合いなど、保育が終わり子どもたちが帰った後に行うべきことがたくさんありました。私は文章を書くのに時間がかかるタイプで、実習日誌や指導案などは特に時間がかかっていたことも、時間がなかった要因の一つだとふり返ります。そんなときの対策として、私は朝型なので、その日にすべきことが終わっていなくても眠い時は寝て、朝早く起きて残りをするなど、なるべく自分に合った生活をするように心がけていました。毎日の子どもたちの笑顔には本当に救われました。SUMMER 2019ならやま_4