ブックタイトルならやま 2019夏

概要

ならやま 2019夏

教育実習特集小学校ほんだまき本田真希さん教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻理科教育専修3回生（当時）奈良県立畝傍高等学校出身体育指導の様子実習期間：平成30年９月４日～28日（奈良教育大学附属小学校）教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。教育実習では、多くの楽しい経験や新しい学びがありました。一方で、子どもの内面を読み取ることや授業中と休み時間のメリハリをつけることなど、難しいこともたくさんありました。例えば、授業準備では、子どもの考えをいくつも想定しました。しかし、授業ではその場の発言から子どもの思いを読み取ること、想定していない発言に対しては柔軟に対応することに苦労しました。そこで、先生方や仲間の授業準備、授業の様子から学ぶことを心がけました。また、子どもとの関わりの中で、子どもの考えや指導法が次第に分かってきました。実習中のさまざまな課題は、子どもに元気づけられ、乗り越えることができました。子どもの持っているパワーは本当に素晴らしいと思います。実習中やり甲斐を感じたことはなんですか。教育実習前と、教育実習後の心境の変化について。教育実習を通して、教師のやりがい、また、大変さや責任などを感じました。そして、何よりも子どもとの思い出や感動をもらいました。遊びにも、授業にも思いっきり取り組んでいる姿は今でも印象に残っています。その中でも、目の前で子どもがこれまでできなかったことができるようになった瞬間は最大の喜びでした。教育実習を通して、子どもが持っている力は無限であることを知り、子どもの潜在能力を引き出すことが教師の大切な役割だと感じました。これから教育実習へ挑む在学生・受験生へのメッセージMesseage教育実習では、悩むこともあります。しかし、それ以上に子どもの元気、得られる感動や喜びは大きいです。大学生活では学べない貴重な経験になります。ぜひ、子どもとの関わりを大切にし、１つでも多くのことを学び取ってください。子どものはじけるような笑顔や何事にも一生懸命に取り組む姿、成長した姿を見ることが喜びで、やりがいを感じました。特に、跳び箱を跳べた子どもの喜ぶ姿は、深く心に残っています。子どもから得られるものは、他に代えられない不思議な力でした。指導の様子指導風景授業の振り返りの様子SUMMER 2019ならやま＿6