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概要

ならやま 2019夏

特集教育実習中学校担当教員と授業の打合せあべ阿部たか孝や哉さん教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻社会科教育専修3回生(当時)奈良県立平城高等学校出身実習期間:平成30年9月3日~28日(奈良教育大学附属中学校)教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。実習で私は1年生のクラスに振り分けられたのですが、最初はクラスの生徒との距離が縮まらず苦労しました。私は昼休みに毎日自らクラスに行って生徒と一緒に昼食を取り、積極的に話をするよう心がけました。すると徐々に生徒から一緒に昼食を食べないかと誘ってくれたり、たくさん話しかけてくれたりして、生徒との距離が縮まったように思います。また、学習指導案を作成する中で、進め方や主発問の設定(授業で一番生徒に考えさせたいことは何か)をどうすればより良い授業ができるのかすごく迷いました。そこで、教諭の方々や他の実習生にすぐ相談し、それらをもとに授業を構成できました。実習中やり甲斐を感じたことはなんですか。実習最終日にクラスの生徒がお別れ会を開いてくれました。9月中旬から練習していた合唱を発表してくれたのですが、今まで聴いた合唱の中で一番上手で、生徒の成長を見届けられることが教師のやりがいの一つだと感じました。また色紙のプレゼントがあり、そこに「先生の授業は楽しくて分かりやすかったです」と多くの生徒が書いてくれていたことがうれしく、担当の先生とともに授業づくりを頑張った甲斐があったと感じました。教育実習前と、教育実習後の心境の変化について。実習前は、今の私がどこまでできるのか挑戦してみようという気持ちが強く、わくわくしていました。実習を経て、私はまだまだ未熟で今のままではいけないと気づき、今まで以上に勉強を頑張るようになりました。これから教育実習へ挑む在学生・受験生へのメッセージMesseage教育実習を控えている学生の方は、たくさん本を読んで専門的な知識を増やし、さまざまな角度から物事を見つめる視点を得て実習に臨んでいただけたらと思います。受験生の方は、奈教で充実した学生生活が送れるよう、息抜きの時間も大切にして受験勉強を頑張ってください。掃除の時間授業風景教育実習生控え室にて7_SUMMER 2019ならやま