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概要

ならやま 2019夏

教育実習特集高等学校(書道)おのでらゆか小野寺由果さん教育学部学校教育教員養成課程伝統文化教育専攻書道教育専修3回生(当時)宮城県気仙沼高等学校出身生徒が話し合い活動をしているところ実習期間:平成30年6月25日~7月6日(宮城県涌谷高等学校)教育実習中困ったことや上手くいかなかったことは。また、それをどうやって乗り越えましたか。私は平成30年6月25日から7月6日まで宮城県涌谷高等学校で芸術科書道の教育実習に行きました。主に1年生の書道の授業とSHR(ショートホームルーム)を担当しました。教育実習では、教科担当の先生が新学習指導要領を使って授業を考えていたので、自分も新学習指導要領に沿って授業を考えました。書道の授業で、筆を持たずに話し合い活動が中心ということに少し戸惑いもありましたが、「考える力を身につける」ということは、社会に出ても必要なことであると教えていただき、生徒の将来を考えて実習を進めることができました。そこで、生徒たちの話し合いが活発になるように机間指導や全体に向けての指示を出しましたが、初めは自分の指示が曖昧で発問の意図が伝わらないために、生徒の考えや意見を広げることがあまりできませんでした。しかし、教科担当の先生の授業を見学して、どのように指示を出すべきかを学んだり、生徒の様子などを見ているうちに、生徒の立場になって物事を考えることが大切だと気づき、どのように言ったら分かりやすいか、生徒がどのようなことを考えているかを意識しながら指示を出すようになったところ、指示も分かりやすくスムーズに出すことができるようになりました。教育実習前と、教育実習後の心境の変化について。教育実習中の2週間はあっという間に過ぎ、楽しかったことや充実感を得られたと同時に、自分の未熟さや教員の大変さを改めて実感することができました。特に、授業中の生徒への机間指導に未熟さを感じました。生徒一人ひとりに合った説明ができずに、指示がスムーズに伝わらないということがありました。生徒のニーズに合わせた指導や指示の出し方をしなければならないと強く思いました。生徒の日々の成長に少しでも携われることに喜びも得られ、改めて教員を目指そうと考える良いきっかけになりました。教育実習では、将来に活かすことができる考える力を養うことと、生徒の立場になって物事を考えることの大切さを学ぶことができ、学びの深い、とても充実した2週間でした。これから教育実習へ挑む在学生・受験生へメッセージMesseage教育実習は毎日が勉強の日々です。大学で学んできたことを実践できるとてもいい機会なので、失敗を恐れずに自分がやりたい、挑戦したいと思ったことは何でも取り組んで、ぜひ充実した教育実習にしてください。応援しています。話し合い活動のまとめのホワイトボード古典の説明をしているところ机間指導しているところSUMMER 2019ならやま_8