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概要

ならやま 2019 秋

学生企画活動支援事業紹介昨年度公演本番Twitter @gakuseioperaInstagram gakuseiopera学生オペラ2020「ヘンゼルとグレーテル」オカシな世界に迷い込む?あなたもおひとついかがです??オペラをご覧になったことはありますか?高校時代に芸術鑑賞としてオペラを鑑賞された方も多いはずです。しかし、オペラに出演された経験のない方がほとんどだと思います。そんな身近ではない印象があるオペラですが、学生オペラは学生だけで作り上げるオペラなのです。毎年たくさんの方々にご来場いただいているお陰でなんと今年で21回目の公演となります。昨年は、フランツ・レハール作曲「メリー・ウィドウ」を上演し、好評を博しました。運営者・演出者・指揮者を中心に約60名の学生で作り上げ、学生の中には音楽教育専修ではない他専修の学生や、奈良教育大学の学生ではない他大学の学生もたくさん参加しました。日々の練習では、より良いものを作ろうと試行錯誤し、時には先生方にご指導いただき、1人1人が楽しくかつ一生懸命練習に励んできました。本公演では、保護者の皆様、教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻音楽教育専修3回生すぎした杉下あずささん地域の皆様をはじめ、たくさんの方々にご来場いただいたお陰で、無事に終えることができました。そんな学生オペラを今年は、学生オペラと同い年(21歳)の学年が中心となって作り上げます。演目はエンゲルベルト・フンパーディンク作曲「ヘンゼルとグレーテル」。そして今年のテーマは、「オカシな世界に迷い込む?あなたもおひとついかがです??」です。今年も他専修、他大学を含め約70名の学生で作り上げていきます。本公演は2020年3月8日(日)、奈良教育大学講堂にて行います。本公演まで、学生みんなで力を合わせ精一杯頑張っていきますので、今年もご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。SNSで今後の練習予定やイベント情報などを発信しておりますので是非チェックしてください。「作ってハッピー☆造形ひろば」「作ってハッピー☆造形ひろば」は学生企画活動支援事業として、本年度の採択で16回目(通算19回目)と長きにわたって皆様に親しんでいただいている事業です。本学大学祭1日目の11月2日(土)12時?17時30分に306教室にて粘土など多彩な材料を使って楽しく遊んでいただけるスペースを設けています。造形ひろばでは、幼児から小学生、中高生、保護者の方、地域の皆様などさまざまな方に楽しんでいただけるよう、それぞれの年齢に合わせたブースを用意しています。去年は紙粘土で動物や家などを自由に作るブース、加工粘土(ハイクレイ)で本物そっくりな花や食べ物を作るブース、紙コップ絵本を作るブースなどを設けました。本年度は例年より1つ増やした4つのブースで展開する予定です。今までに体験したことのない創作活動と新たな発見、達成感を得られる企画を学生が考え実践する場となっています。例年150人を超す児童、生徒や保護者の方たちに参加いただいており、タイムテーブルを作り整理券で人数を調節しながら一室で賑やかに活動しています。教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻美術教育専修3回生たなか田中し志主要メンバー5名と応援メンバー約15名が団結して参加者の創作のサポートをします。学校の図画工作・美術の授業では周りの友達の目が気になって思いっきり表現できなかった人も、造形ひろばでは思う存分作りたいものを自由に作っていただけます。ハイクレイなど、なかなか触る機会がなく扱いづらい材料も、学生スタッフが丁寧にサポートします。この企画を通して私たちは、教材開発や題材選び、指導の仕方、運営の仕方など将来教員になるにあたって必要とされる力をつけています。実際に作り方を教えたり、出来た作品を褒めたりする場があることは、教員としての資質を備えていくうえでとても貴重なものになっています。自分の教え方でちゃんと伝わるのか、参加者が楽しんでくれるかどうかなど最初は不安な点がたくさんありますが本番までに試作と練習を重ねて、最後は参加者と一緒に楽しみながら活動しています。とてもやりがいのある場となっています。本年度もたくさんの方々に楽しんでいただけるよう頑張ります。の乃さん昨年度の様子。造形ひろばスタッフが小学校中・高学年向けにハイクレイで本物そっくりなものを作る説明をしているところ学生が作り上げた理科実験教室大学院教育学研究科教科教育専攻理科教育専修2回生いちむら市村ま真ゆ優さん19_AUTUMN 2019ならやまスーパーボールを作っている様子この夏、計5日間にわたって小学生向けの「理科実験教室in奈良教育大学」を開催しました。当初、子どもたちの定員は32名でしたが、100名以上のご応募をいただいたため、学生ボランティアを多く募りました。参加学生は11名です。学部1回生から大学院2回生まで幅広い学年が集まり、子ども90名を対象に工夫を凝らした理科教室を開催することができました。準備期間に行ったことは、小学校への広報・実験の組み立て・実験セットや教科書の作成・保険加入などです。当日は、各日40?50名程度の子どもたちと共に実験をしました。今回は「色をかんさつしよう」をテーマにし、pH指示薬の作成と酸・アルカリによる色の変化(ウメノキゴケからリトマス試験紙を作ったり、野菜やハーブティーからアントシアニン色素を抽出したりしました)・水性ペンのペーパークロマトグラフィー・炎色反応・色と光の三原色などを扱いました。酸・アルカリの話をするため、関連して面白い実験ができないかということで、中和反応を用いて入浴剤やスーパーボールづくりもスケジュールに入れました。作成したものはおみやげとして持ち帰ってもらいました。また、学食で昼食をとったり、地学・天文学・物理・生物・情報・家庭科の研究室を子どもたちと一緒に見学もしました。活動後は、思い出として写真や参加証明書、ペーパークロマトグラフィーの結果を参加者に郵送しました。一度に大勢の子どもたちと実験するということで、指示がうまく通るか、安全管理は十分か等心配しましたが、しっかりと実験に取り組んでくれました。やはり、色そのものや色の変化というものは子どもたちにとって非常に興味深いものであり、実験中に何度も驚きの声があがりました。その驚きを日常生活につなげ、「花火ってもしかして炎色反応?」「色水(アントシアニン色素抽出液)ってお花でもできそう」等の会話もできました。昼食は初めて自分でメニューを見てお金を払って食べるという経験をする子も多く、良い社会勉強になったとのお声を保護者の方からメールで頂きました。子どもたちには今後も身の回りの不思議を発見・探究してもらえると嬉しいです。理科教室は開催までの細部にわたる準備が重要です。これからも子どもたちの楽しい学びのために何ができるのか、子ども目線で考えて実践していきたいと改めて実感しました。