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概要

ならやま 2019 秋

特集奈良女子大学との法人統合・連携について理事・副学長(教育担当)みやした宮下としや俊也教育連携講座あかざわ赤沢教授はやと早人6月28日合意書調印式1「法人統合」の意義について奈良教育大学と奈良女子大学は、令和3年10月を目途に法人統合し、「国立大学法人奈良」として奈良県、全国、そして世界を牽引する新しい国立大学として生まれ変わることとなりました。「法人統合」とは、2つの大学が合併して1つになることではありません。奈良教育大学は130年、奈良女子大学は110年の長い歴史と伝統を共にもち、教員養成・教員研修を中心とする教育の発展、女子のみの国立大学として女性人材・女性リーダーの育成にそれぞれ貢献するという、尖った特色があります。それを中和することなく、それぞれの異なる強みを相互に提供し合い、今後、これまでの日本にない新しい国立高等教育機関として機能を強化していくものです。これが教育・研究における「法人統合」の意義です。もう一つの意義は、両大学を運営するための国民からの財政資源を、より効率化・スリム化を図って活用していくことです。例えば、学生に関わるさまざまな情報を管理するシステム、設備や備品の調達等、同じ国立大学として一つにまとめる方がより効果的に運用できる面が多くあります。この法人統合によって、貴重な税金をより大切に使い、国民の皆様の期待に応えられるよう、努力してまいります。AUTUMN 2019ならやま_2