ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

ならやま 2019 秋

N羅針音楽でつながる友好の芽―W盤E奈良教育大学の取り組み光州教育大学校との国際音楽交流プログラム報告S音楽教育講座りゅう教授劉りんぎょく麟玉新たな友情を築くために今年の1月30日から2月2日までの4日間、本学で韓国の姉妹校光州教育大学校の教職員2名と音楽教育講座の学生14名をお招きし、「国際音楽交流プログラム」を実施しました。このプログラムは、学長裁量経費の一環としてグローバル教員の育成を目的に行われたものです。本学音楽教育講座の教員と学生が中心となり、教職員・学生合わせて約200名が参加しました。本交流プログラムのきっかけには次のような経緯があります。光州教育大学校の高在天総長代理と本学の高橋豪仁副学長が、2017年に韓国大邱市で開催されたフォーラムに出席した際に、両大学の交流を積極的に推進することが話し合われ、本プロジェクトが計画されるに至りました。また、音楽教育講座が本プロジェクトの主体的役割を担うことになった理由は、音楽教育講座が姉妹校の香港教育大学との交流活動の実績を持ち、学生も自主的に演奏会やオペラを計画し、実行するということを日々の活動の中で行っているため、学生も教員も本プログラムを実行に移すのに比較的それをイメージしやすい立ち位置にいたということがいえるかと思います。さらに、たとえ言葉が通じなくても、音楽を演奏することを通してそれぞれの感性でお互いの音楽を理解し合うことが可能であるからです。準備の段階において、光州教育大学校の国際交流課の責任者の方がたびたび来日され、本学の音楽教員と繰り返し話し合いの場を持ちました。また、本学国際交流推進室からも音楽教育講座の教員を派遣し、光州教育大学校を訪問しました。このように、1年半の時間をかけ、両大学は本プログラムに向けて数回の打ち合わせを行い、主な交流活動を最終的に座談会と演奏会の2つに絞りました。交流の内容が決まってからは、音楽教育講座の4回生が卒業演奏会や卒業論文提出を控えながらも、合奏のための楽譜の編曲、両大学の練習スケジュールの作成、学生への通訳の依頼、下級生組織との連携などを担当し、大きな役割を果たしてくれました。こうして事前の準備が整い、プログラムの初日を迎えることができました。両大学の合奏ステージAUTUMN 2019ならやま_6