ブックタイトルならやま 2020 春
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ならやま 2020 春
クローズアップ+本学教員の研究と、研究室をそれぞれ紹介します。漢文を読む?三千年の思考の深みへ?国語教育講座はしもと教授橋本あきのり昭典外国語を理解することから広がる世界2 0 2 0年代が始まりました。その始まりとともに、私が思い出したのは、あるアメリカの音楽グループの「20/20」という古いアルバムでした。今から数十年前、私が英語を習い始めた頃、英米の大衆音楽は光り輝いていました。繰り返し聴いても飽きることはない、その中に収録されている「Time to get alone」もそういう曲でした。中学生の私にとって、歌詞の意味はよくはわからないのですが、タイトルや断片的に聴き取れる単語から想像をふくらませていました。今とは違い、歌詞を知るにはお小遣いをためてレコードを買うしか方法はなかったのです。そうして知った英語歌詞と日本語訳によって、当時の私の英語力をもってこの曲のタイトルから喚起されたイメージは見事に裏切られることになります。20/20のもつ意味もそうです。外国語を理解することに魅せられたのはこのときでした。研究室のメンバーと9_SPRING 2020ならやま