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概要

ならやま 2020 春

Campus Newsキャンパスニュース9月3日?27日カンボジア国教員養成大学の教員を対象に研修を実施西野恭子所長から修了証書を受け取る研修員祝辞を述べる加藤久雄学長本学で理科実験に取り組む研修員研修員にアドバイスを行う本学教員独立行政法人国際協力機構(JICA)が主催する「カンボジア国教員養成大学設立のための基盤構築プロジェクト」の一環として、同国で設立されて2年目となる4年制教員養成大学(TEC)2校の教員18名を対象に、9月3日から27日までのおよそ1カ月間にわたって研修を本学にて実施しました。本学は、平成29年1月から同プロジェクトに参画しており、定期的に現地に教員を派遣して指導・助言を行っていますが、現地の教員を受け入れて研修を行うのは、昨年に続いて2回目となります。研修に参加した教員は、1「理科教育」、2「ICT・メディア」、3「外国語(英語)」、4「算数・数学教育」、5「教育学」、6「教育心理学」の6分野に分かれ、本学教員や外部講師による指導助言を受けました。さらに、本学附属小・中学校の授業を見学したりしながら、TECにおける各担当教科2年次のシラバス作成や指導案及び教材の作成、授業実践に必要なスキルの習得に取り組みました。最終日の閉講式では、JICA関西センターの西野恭子所長から一人ひとりに修了証書が授与され、研修員代表の教員が「研修の成果を活かし、カンボジアの教育をアップグレードさせるために最善を尽くしたい」と今後の目標を力強く語っていました。加藤久雄学長は「カンボジアの発展に微力ながら貢献できることを誇らしく思う。今後もカンボジアの教員養成や教員が学び続けるための環境整備などを全力で支援したい」と継続して支援を行っていく旨、抱負を述べました。同プロジェクトは、令和5年1月まで実施される予定です。12月4日「令和元年度防災訓練・防災教育」を実施ドクターヘリに駆け寄る学生たち本学では、12月4日に「令和元年度防災訓練」を実施しました。この訓練は、本学が大規模地震発生などの非常事態を想定し、学生・教職員の安全確保及び組織的な災害対応体制の向上を図ることを目的に毎年実施しているものです。今回は、本学において平成30年度に発足した、教職員と、学生消防団結成を目指す学生が参画する「防災訓練プロジェクトチーム(防災PT)」によって企画され、役職員による情報伝達訓練、学生の避難訓練の他、避難場所のグラウンドにおいて、帰宅判断訓練、トリアージや応急担架の作成、道具を用いた上肢の固定などの応急対応訓練体験や近隣自治会による防災備品の見学など、大学と近隣自治会が協力してさまざまな取り組みを行いました。訓練の最後には奈良市中央消防署によるドクターヘリの着陸訓練が行われ、学生・教職員だけでなく近隣住民も含め、着陸したヘリの間近まで駆け寄って見学しました。また、同日午後に奈良市消防団、奈良市中央消防署主催の防災セミナー「地域・学校連携における災害時の対応」が開催され、教職員・学生・近隣住民が災害時の対応について共に学びました。防災PTの学生からは、「教職員の方々をはじめ、多くの方々の理解と協力があって今回の活動を実現することができました。来年は奈良市学生消防団員として他の学生たちへの働きかけをさらに充実させたいと思います」というコメントがありました。本学では、今後も防災訓練・防災教育への取り組みを推進していく予定です。21_SPRING 2020ならやま