ブックタイトルならやま 2020年夏号
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ならやま 2020年夏号
附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園2月20日世界遺産学習「だいぶつさまのおはなし」年長児が、奈良国立博物館・元学芸部長の西山厚先生に、日ごろは見ることのできない大仏様の内部等の写真を見せてもらいながら、お話を聞かせていただきました。遠足でも訪れ、日ごろから親しみのある大仏様のお話に興味津々の子どもたちは、「大仏様は何歳でしょうか」「何のためにつくられたのでしょうか?」などの問いかけに、口々に思いを発しながら、先生のお話に引き込まれていきました。何度も焼かれたという話には神妙な顔で聞き入り、「燃えた後もつくってくれてよかったな」「太陽みたいにみんなのことを守ってくれてるんやな」「知らないことがわかって嬉しかったわ」など、話を聞いた後は感じたことや新たに知ったことを伝えたい様子の子どもたちでした。附属小学校2月25日「すごろくの会」―5年生が中心になる「にじグループ」集会―2月2 5日、「すごろくの会」を行いました。5年生がろくを楽しみながら「にじグループ」(1~6年生までの計画・準備・進行をし、最高学年になるための力を縦割りグループ)の仲間のことをもっとよく知り合い、つける会です。5年生一人ひとりが、「知り合いマス」つながりを深めることができました。そして、5年生はと「つながり深めマス」を入れたオリジナルのすごろくを、最高学年に向けて、ひとつ力をつけることができました。自分のグループのために考えて作りました。そのすご附属中学校11月?2月5組と1年生との交流会5組(特別支援学級)の生徒と1~4組生徒の交流の機会の一つとして、5組交流会が毎年行われています。この行事は附中がとても大切にしてきた取り組みで、およそ40年続いています。各学級の実行委員が事前に集まり、お互いのことを考えあいながら、ねらいや内容について話し合いをします。校舎が離れており、普段はなかなか一緒に活動することは少ないのですが、これを機会にお互いの名前を覚えあったり、あいさつをしあったりと生徒同士の距離が縮まるきっかけの一つとなっています。奈良に息仲間[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/理科教育講座つじの准教授辻野りょう亮たち同居する空似の他人づくヒトは木で家を作り住んでいるが、日本の山に住んでいる中型雑食獣のタヌキやニホンアナグマ、アライグマ、ハクビシンなどは樹洞や地面に掘られた穴をねぐらにしている。しかしこの中でトンネル状の穴を掘るのが得意なのは長く伸びた鋭い爪をもつニホンアナグマだけである。巣穴は家族で拡張しながら利用している。ニホンアナグマ以外の哺乳類は、その巣穴を間借りするのである。人を化かすタヌキが同じ巣穴を用いることから、ニホンアナグマはとても愛らしい生き物なのに「同じ穴の狢(むじな)」と呼ばれてしまう。なお狢は姿の似ているタヌキと混同されていて、狢(または貉)・狸・猯(まみ)がどちらを指すのかは混乱している。実際のところ、イヌ科のタヌキの顔はイヌっぽいし、イタチ科のニホンアナグマはイタチをこげ茶色にして大分ぽってりとさせた体形をしていて、この2種はよく見れば違う。他人の空似でアライグマ科のアライグマとジャコウネコ科のハクビシンもタヌキ・ニホンアナグマとよく似ており、彼らが同じ穴を間借りすることがあるのは何とも可笑しい。最近はヒトの家にも間借りするようである。▲樹洞に潜んだニホンアナグマSUMMER 2020ならやま_22