ブックタイトルならやま 2021年春号

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概要

ならやま 2021年春号

特集特別支援教育研究センターの取り組みはじめにねごろ根來皆さん、こんにちは、センター長の根來です。奈良教育大学特別支援教育研究センターは特別支援教育が本格的に実施されることに合わせて、平成19年3月23日に設立されました。当時のセンターのニューズレターをみると、開所初年度から、相談業務に加えて、子どもたちの社会性の向上を目的としたソーシャルスキル・トレーニング(SST)や保護者が子どもに対する適切な対応の仕方を学ぶペアレント・トレーニング(PT)、教育関係者や子どもの支援に関わる専門家、保護者などを対象とした公開講座が開催されていたことが記載されています。特別支援教育研究センターは、特別支援教育に関わる理論と実践に関する教育研究を総合的に行い、特別支援教育を担う人材の養成に寄与するとともに、地域における児童・生徒などの教育的ニーズに応じた特別支援教育推進に貢献しています。主な事業内容は、1特別支援教育の内容と方法に関する理論的・実践的研究、2教育学部、大学院の特別支援教育に関わる人材養成とスクールサポーター、特別支援ボランティアなどの学生の研修などの実施、3発達障害もしくはその疑いのある幼児から高校生を対象とした教育相談・発達相談、4教育委員会等と連携した共同研究、5特別支援教育に関する公開講座および研修の実施です。スタッフは、児童精神科医、臨床心理士、公認心理師などの専門家です。特別支援教育研究センターセンター長ひでき秀樹教授SPRING 2021ならやま_2