ブックタイトルならやま2021年夏号

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概要

ならやま2021年夏号

ひと・あれ・これ挑戦することの大切さ私は現在、大阪府富田林市の保育園で働いています。新任で1歳児の担任をし、その子どもたちを5年間持ち上がり、今年は5歳児の担任をしています。同じ子どもたちと5年間も過ごせることは滅多にないことで、強い縁を感じています。小さかった子どもたちが、今では着脱、排泄、食事などの身の回りのことを自分でできるようになり、「せんせい!きいて!」と経験したことや嬉しかったことなどをたくさん話してくれます。子どもたちの成長を間近で見ることができ、その喜びを保護者の方と共有できることが保育士としてのやりがいだと日々感じています。私は在学中に、実践的な経験を積みたいという思いからボランティア活動に参加したり、スクールサポート富田林市立大伴保育園5歳児担任たなか田中のどかさん(教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻幼年教育専修2017年3月卒業)えほんの広場で「だるまさん」と「くれよんのくろくん」の劇をしましたで幼稚園にお手伝いに行ったりしていました。そのときにたくさんの子どもたちと先生方に出会い、座学―活躍する卒業生を紹介―では学ぶことができない様々な経験をさせてもらいました。また、たくさんの人と出会う中で、コミュニケーション力もついたと感じます。今、保育士として働いている中で、あのときの経験と学びが活きているなと思う場面が多くあります。そこで、私が皆さんに伝えたいことは、学生の間に様々なことに挑戦してほしいということです。座学での学びはもちろん大切ですが、実際に体験したり、経験する中で得る学びもたくさんあります。ボランティア活動だけでなく、アルバイトや遊び、クラブ活動など、様々なことに挑戦して、それを最後までやりきることで得た力や学びは、必ず社会人になってからも活きてきます。貴重な大学生活、悔いの残らないよう過ごしてください。様々なことに挑戦するということは社会人になって卒業論文最終発表朝の会で歌を歌っている様子Aftergraduationからも大切なことだと思います。特に保育士という仕事は、自分の経験を保育に活かすことができるので、私も野菜作りや染め物など、新しいことに挑戦しています。子どもたちが「たのしい!」「おもしろい!」「もっとやってみたい!」と思えるような保育ができるよう日々勉強し、新しいことにどんどん挑戦していきたいと思っています。朝の会の様子SUMMER 2021ならやま_14