ブックタイトルならやま2021年夏号

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概要

ならやま2021年夏号

奈教のひみつ“なっきょん’s CLUB”企画学内施設紹介~技術棟~金属加工実験室1 F木材加工実験室2017年に工作機械がリニューアルされました。技術科で馴染みのある卓上ボール盤以外にも、普通旋盤、卓上立て型フライス盤、NCフライス盤が設置されています。工作機械を使うことで手加工では難しい精密な加工ができます。2017年に工作機械や工作台がリニューアルされました。中学校の技術室では5人程度が一つの作業台で製作を行いますが、技術教育講座では少人数のため、余裕を持って製作に取り組むことができます。工作機械で製作した真鍮製の文鎮には、「NARA-KYO」の文字を切削しています。また、手加工による"ものづくり"も大事にしています。例えば、2枚の靴べらは金属板を切り出して、折り曲げ、そして丁寧に磨いて完成させたものです。これらの木工作品は卒業製作として学生自らが設計し、手間暇かけて丁寧に作り上げたものです。栽培実験室3D印刷室LED照明下での栽培:LED照明により、光色等を変化させて植物の栽培実験を行っています。人工気象器での培養:組織培養では、温度や照明等の環境条件を整えることで培養物の生育を促します。2020年度より、3Dプリンタを計8台導入しました。自宅から大学の3Dプリンタへデータを送信し、次の日に完成品を回収するといった新しいものづくりの在り方に、学生だけでなく教員も夢中になっています。クリーンベンチの作業:組織培養等を行う場合に、無菌下で作業するためクリーンベンチを使います。ナラノヤエザクラの培養物:本学同窓会および奈良県森林技術センターと共同してナラノヤエザクラの増殖を行いました。手加工では作るのが難しい形状も、簡単に量産できます。これからのものづくりは、技術だけではなく、数学や美術など幅広い考え方を必要とします。技術教育講座の学生が、他講座の学生とコラボしていってほしいなと感じています。15_SUMMER 2021ならやま