ブックタイトルならやま2021年夏号

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概要

ならやま2021年夏号

[国際交流・留学]https://www.nara-edu.ac.jp/international/西安外国語大学(中国)中国西北部の西安市にある公立外国語大学です。学校改革により、外国語教育の大学から、外国語の特色を生かして人文科学、経済管理学、法律学、理学、教育学などの学科を設立、その教育内容を相互に融合させるという新型の外国語大学に進化を遂げています。日本語・日本文化研修留学生プログラム「日本語・日本文化研修留学生プログラム」は、諸外国の大学で日本語・日本文化に関する分野を専攻している者を対象に、日本での体験や研究を通して、日本と自国との架け橋となる人材を育成することを目的として実施されている文部科学省奨学金プログラムです。留学期間は10月から翌年8月までで、本学では毎年5~10名程度受け入れて研修を行っています。Interviewee日本語・日本文化研修留学生(インドネシア共和国出身)CチャANDIンディFフakhriァリFフaisholァイソルJジunariaュナリアさん日本/奈良教育大学(留学期間2020.10~2021.8)他の留学生と曾爾高原にて吉野山にて留学生サポーターと金沢に行きました留学先に奈良教育大学を選んだ理由私は文部科学省奨学金プログラムで奈良教育大学に1年間留学しています。「運命だから!」と言いたいところですが、奨学金プログラムに応募するときは奈良教育大学について全然知りませんでした。私は留学先を選ぶにあたって、まずは地域を選ぶことが大事だと思っています。平和と自然にあふれている町が好きで、今までそういう場所に住んできました。奈良にも似た雰囲気を感じました。そして奈良ではどこでも鹿が見られることを知り、さらに興味が高まり、奈良に行くことに決めました。その後、奈良にある大学の情報(留学生に提供されるプログラムや科目など)を徹底的に調べた結果、奈良教育大学が私にとって一番理想の大学でした。自分が勉強したいことを学ぶことができるのはもちろんですが、やはり一番の理由は“なっきょん”が可愛かったからです。留学中にあった印象深い出来事コロナウイルス感染症対策のためとは理解していますが、せっかく日本に来たのに今までほぼすべての授業や活動がオンラインで行われていることには無念さを感じます。しかし今年2月にハイブリッドで行われた文化体験活動:灯ろうワークショップには対面で参加し、素敵な思い出を作ることができました。手作りが苦手な私は不安を感じていましたが、指示も分かりやすく、自分の灯ろうを作れてとても楽しかったです。ませんでした。さらに頂上に行くためのバスもないので、皆で何度も「疲れる…」と口にしつつ、1時間くらい頂上を目指して歩きました。旅行というよりはモーニングランに近い感じですが、それでも楽しくて、良い思い出です。また国際交流留学センターの紹介で、日本人学生と友達になることもできました。数ヵ月という短期間の中でも、一緒に茶道や花見をしたり、金沢や吉野山にも行き、たくさんの素敵な思い出ができました。彼女に会う前までは日本語で話す同い年の相手がいなかったので、彼女に出会えて良かったです。日本での生活において不便と感じていること私は宗教上の理由で豚肉やアルコールなどを飲食できません。日本でこのルールを守るのには、思った以上に苦労しています。日本の飲食店では、豚肉が入っていない食べ物はあまりなく、ほとんどのお店で配慮がされていません。そのため、外食を控え毎日自炊しています。さらに自炊の材料やお菓子を買うときも、常に原材料のラベルに注意を払わなければいけません。なぜなら原材料の中によく豚肉が使われているからです。母国ではそういう細かいことを気にせず生活していた私にとって、日本での“食生活”は未だに慣れません。他の留学生や日本人学生との交流について他の留学生の皆さんは本当に楽しい人ばかりで良かったです。一緒に様々なところに旅行に行きました。その1つとして、奈良県の曾爾高原に2月に行きました。観光シーズンはススキが一面を覆う秋のため、季節外れで景色はあまりよくあり佐保川沿いで花見をしましたSUMMER 2021ならやま_18