ブックタイトルならやま2021年秋号

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概要

ならやま2021年秋号

特集2奈良教育大学大学院が生まれ変わります!新修士課程の特色新たな修士課程は、これまでの奈良教育大学のリソースと奈良ならではの学修環境を生かし、留学生を受け入れる場、留学生と日本人学生の共修の場、SDGsに関わる学修の場とし、1文化遺産に囲まれた環境を生かし、留学生と日本人学生とがともに学び合うこと、2書道を含む伝統文化の継承と発展に貢献する教育・研究を行うこと、3多文化共生社会の創造に貢献する国際理解教育についての教育・研究を行うことを特色としています。カリキュラムは、持続可能な社会や多文化共生社会を実現するという究極的な目標を共有しつつ、学際的かつ多様な教育研究領域からなる修士課程の利点を最大限に生かした編成にしました。共通コア科目、実践コア科目、専門深化科目、課題研究により、構成されています。共通コア科目には、全専任教員によるオムニバス形式で、奈良を基盤とする伝統文化、国際理解教育についての基礎的な知識を身につけながら、教育課程全体を俯瞰する科目として、『世界の中の奈良-文化を知り・つなぎ・伝える-』『グローバル・シティズンシップ教育論』『SDGsと教育』を開設します。実践コア科目には、共通コア科目を前提として、教育・研究の導入となる科目として、『伝統文化の継承と発信』『書道の芸術性と実用性』『多文化共生社会創造のための教育』を開設します。また、専門深化科目は、各院生が自分自身の研究関心に基づき、それぞれの領域を深く学ぶことのできる科目で、大きくは、伝統文化教育(A群)と国際理解教育(B群)との2領域に分かれる科目群です。加えて、それぞれの授業がSDGsのどの項目に関連するかを明示することで、多様な専門領域の学修を担保しつつ、各授業の学びが結果としてSDGs達成に向けてどのように活用できるか、あるいは位置づけられるかを考えられるよう編成しました。これらを学ぶことにより、持続可能な社会、多文化共生社会の実現に必要な力を育むことを目指しています。共01通コア科02目03実04践コア科05目0607080910専11門深化12科目13141516171819202122修士課程カリキュラム(SDGsとの関連性)授業科目の名称世界の中の奈良―文化を知り・つなぎ・伝える―グローバル・シティズンシップ教育論SDGsと教育伝統文化の継承と発信書道の芸術性と実用性多文化共生社会創造のための教育美術工芸文化財学Ⅰ(美術作品の「物語」)美術工芸文化財学Ⅱ(美術作品との対話)文化財技法Ⅰ(文化財の保存と技法の継承)文化財技法Ⅱ(文化財技法の追体験)文化財科学Ⅰ(文化財科学の方法)文化財科学Ⅱ(文化財科学の実践)漢字書法演習(漢字の五書体と篆刻の技法)仮名書法演習(臨書から創作への展開)書道芸術研究(書の背景)書道文化研究(文字とは何か)言語文化研究Ⅰ(日本語教育の原理)言語文化研究Ⅱ(日本語教育の実践)言語文化研究Ⅲ(漢文学とは何か)言語文化研究Ⅳ(奈良ゆかりの日本漢文)言語文化研究Ⅴ(身近な言葉)言語文化研究Ⅵ(言語構造の探究)SDGsの目標修士課程のカリキュラム体系※修了要件:30単位以上修士論文課題研究ゼミとして、「共通コア科目」「実践コア科目」「専門深化科目」での学びを結合するための研究科目232425国際理解教育Ⅰ(シティズンシップ教育の原理)国際理解教育Ⅱ(複言語・複文化教育の原理)国際理解教育Ⅲ(シティズンシップ教育の実践)専門深化科目14~16単位以上各院生が自分自身の研究関心に基づき、それぞれの領域を深く学ぶことができる科目(フィールドワークやフィールドリサーチを含む)A群:伝統文化教育領域B群:国際理解教育領域26研課究題27国際理解教育Ⅳ(複言語・複文化教育の実践)課題研究実践コア科目共通コア科目を前提として、教育・研究の導入となる科目2~4単位以上伝統文化教育領域・伝統文化の継承と発信・書道の芸術性と実用性国際理解教育領域・多文化共生社会創造のための教育令和3年5月発行リーフレット共通コア科目8単位必修全専任教員によるオムニバス形式で、奈良を基盤とする伝統文化、国際理解教育についての基礎的な知識を身につけながら、教育課程全体を俯瞰する科目・世界の中の奈良-文化を知り・つなぎ・伝える-・グローバル・シティズンシップ教育論・SDGsと教育新たな修士課程の全容については、右記QRコードを参照してください。9_AUTUMN 2021ならやま