ブックタイトルならやま2021年秋号

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ならやま2021年秋号

附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園7月19日夕べの集い「夜の幼稚園で何がしたい?」先生の問いかけに思いを出し合いました。子どもたちが考えたことの実現に向けて、みんなでつくり上げていくのが年長児による「夕べの集い」です。今年の“やりたいこと”は“お化け屋敷”に決定。2クラスが互いに相手の組を驚かせようと、迷路のような通路やしかけ、衣装等を考え、怖がらせ方を工夫して、つくっていきました。当日、お化けになりきる子どもたちからは意欲を、お客さんになっている子どもたちからは高揚感を感じ、大成功となりました。その後は、子どもの森への探検をし、最後は打ち上げ花火です。花火が上がる度に歓声が上がり、みんなの笑顔が照らし出されました。夜の幼稚園を満喫した子どもたち。この日のやりきった満足感は、きっと、これからのとても大きなエネルギーになると思います。附属小学校5月18日子どもを育てる『たてわり活動』附属小学校では、1~6年生のたてわりグループをつくって活動しています。今年度も6年生が児童会づくりの話し合いでたてわり活動を行うことを決定し、5月より活動が始まりました。6年生は1~5年生のことを真剣に考え、全校に提案します。6月の春日野園地への全校遠足も計画し実施してくれました。7月には全校集会でたてわりグループの名前を『いろグループ』と決め、一人ひとりの作品を大きな作品にしてくれました。1学期、子どもたち同士のつながりが強くなりました。附属中学校6月11日青空の下、全力疾走!スポーツディ開催6月11日(金)、昨年度は新型コロナのためにでりに生徒が全力で走る姿や記録に挑戦する姿は、きなかったスポーツディが開催されました。晴天私たち教員やクラスメイトに感動を与えてくれましの中、ロートフィールドなら陸上競技場をお借りした。学級対抗や色別対抗で順位はつきましたが、て、生徒一人ひとりの全力のパフォーマンスが発結果だけではなく、この日までの努力や最後まで揮されました。新型コロナウイルス感染症予防のあきらめない姿勢が、中学生にとって大きな経験ため、無観客での実施になり、保護者の皆さまにとなったと思います。見ていただけなかったのが残念でしたが、久しぶ奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/理科教育講座つじの教授辻野りょう亮秋の黄色い花秋が深まると奈良の草地はススキに覆われる。たとえば曽爾高原のススキ草地は有名であるし、若草山や平城宮跡にもまとまったススキが生育している。夏に青かったススキは10月下旬には黄金色になり、12月には枯れてゆく。平城宮跡を眺めるとススキ草地が一面に広がっているのではなく、ススキではない背の高い別の黄色い花が咲いている一角を見ることができる。それはセイタカアワダチソウである。セイタカアワダチソウはキク科アキノキリンソウ属の外来種で、根から化学物質を出して周囲の植物の成長を抑制するアレロパシーという性質を持つことで有名である。そのため今までススキが生育していたような草地や小さな空き地は、いつの間にかセイタカアワダチソウに占領されるようになり、秋といえばススキという原風景が失われつつある。一方、秋の黄色い花の代表だったアキノキリンソウは、かつては畦畔や明るい里山などにごく普通に見られたはずだが、いまでは滅多に目にしないのはなぜだろうか。▲朝日の光を浴びるアキノキリンソウAUTUMN 2021ならやま_22