ブックタイトルならやま2021年秋号

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概要

ならやま2021年秋号

奈良教育大学大学院が生まれ変わります!特集2新専門職学位課程(教職大学院)の特色新たな専門職学位課程は、「持続可能な社会づくりの担い手」を育成できる高度な専門性と実践力を兼ね備えた教員を養成することを最大の目的とします。加えて、これまでの専門職学位課程をもとに、学校現場の実情に即した実践的な教科領域(幼年領域を含む)を導入したこと、また、情報活用能力の育成やESDの推進等最新の教育課題への対応を図ったことを特色としています。情報活用能力の育成については、奈良県教育委員会からの要望に応えて、GIGAスクール構想の実現に向けて各学校を牽引できる教員を育成します。また、ESDの推進については、く『STEAM教育演習』を開設する等、これからの時代に求められる教員の資質・能力を育成する教育課程となっています。もちろん専門科目に各教科を学ぶ科目も数多く開設します。また、教職大学院の学びの中核となる実習科目では、深い学びを促す授業力、学び続ける人間力、高度な知見を分かりやすく伝える表現力を育むため、連携協令和3年5月発行リーフレットユネスコスクールとしてESDの推進拠点となっている本学の実績を生かし、ESDについての理論的研究、及びそれに基づくESDの高度な実践力を育成します。さらに、院生自身に「求める教師像」(何を主に身につけ、どのような強みを持った教師になりたいか)を明確にさせ、「求める教師像」を実現させるための教育課程の括りとして、「学びの3コース」(学校教育マネジメントコース、教育発達支援コース、教科教育コース)から選択し、履修科目を決定します。新たな専門職学位課程のカリキュラムは、専攻共通科目(共通五領域)、実践科目(実習科目、演習科目)、研究科目、専門力校(研究開発連携協力校)で実務的に勤務を体験し、理論と実践の往還を体現します。今回の改編にあたっては、研究テーマを掲げ協働的に取り組む「研究開発連携協力校」を新たに位置づけ、連携協力校及び所管する教育委員会の拡充を図ります。これらを学ぶことにより、「持続可能な社会づくりの担い手」を育成する教員として、これからの新しい学校教育を牽引できる高度な実践力を育むことを目指しています。加えて、本課程の目玉として、「奈良県公立学校教員採用候補者選考試験合格者(小学校及び特別支援学校に限る)に対する特例措置」を設けています(詳細はP10)。科目により、構成されています。専攻共通科目には、本学の特色であるESDに関わる科目『ESD-SDGsの理論と実践』を置き、すべての教職大学院生に履修を勧めます。演習科目には、次世代の教育に対応できるICTを活用して確かな資質・能力を育成できる授業力育成の基盤的科目として、『遠隔教育実践演習』『デジタル教材作成演習』『学習の基盤力向上のためのICT活用演習』を開設します。他にも、今後の教育として求められるSTEAM教育に対応すべ「求める教師像」を実現させるための教育課程の括りとして、次の3コースを設けています。学校教育マネジメントコース教育発達支援コース教科教育コース身に付ける力【ストレート院生】学級経営、ESD(持続可能な開発のための教育)、ICTに関わる高度な実践力【現職教員院生】学校経営、学級経営、ESD(持続可能な開発のための教育)、ICTについて学校全体を牽引し、学校や地域、教育行政において指導的役割を果たすことのできる高度な実践力学びの3コース身に付ける力【ストレート院生】生徒指導、学校カウンセリング、幼年教育、インクルーシブ教育に関わる高度な実践力【現職教員院生】生徒指導、学校カウンセリング、幼年教育、インクルーシブ教育について学校(保育所、こども園を含む)全体を牽引し、学校や地域、教育行政において指導的役割を果たすことのできる高度な実践力身に付ける力【ストレート院生】教科等指導に関わる高度な実践力【現職教員院生】教科等研究を推進し、学校や地域、教育行政において指導的役割を果たすことのできる高度な実践力専門職学位課程教職開発専攻学修と成長のプロセス高度な専門性と実践力を兼ね備えた教員学位研究報告書コース対応専門科目(12単位以上)■自分が選択した「学びの3コース」の配置科目から選択■それ以外の配置科目から、身に付けたい資質・能力に基づき選択演習科目(4単位以上)身に付けたい資質・能力に基づき選択特支専免DPに即し、各授業、実習、課題研究、その他(教育課程外での活動等)によって、2年間で身に付けた資質・能力を、根拠をもって客観的に報告する。理論と実践の往還実習科目(10単位以上)■現職教員・「課題解決実習」(必修)・「課題探求実習」は免除可能・「へき地学校実習」(選択)■ストレート・「課題探求実習」(必修)・「課題解決実習」(必修)・「へき地学校実習」(選択)理論と実践の往還共通五領域(16単位)理論と実践の往還学校教育の基本的な課題について理論的な視座から学び、優れた教員に求められる資質・能力の基盤となる知識を主に学ぶ。課題研究(4単位)■教育学、教科内容(教科や教材開発に関わる専門等)、教科教育、教育実践(院生自身の実践を研究対象として行ったものでもよい)等、院生が取り組みたいテーマについて研究を行い、ゼミ形式で指導する。■理論と実践の架橋・往還ができる教育実践力を身に付けるために行う。履修指導求める教師像・身に付けたい資質・能力の明確化⇒「学びの3コース」から選択⇒履修科目の決定学校心理士学べる領域●学校組織マネジメント●学級づくり・特別活動マネジメント●ESDマネジメント●教育情報化マネジメント学べる領域●生徒指導・学校カウンセリング●幼年教育●インクルーシブ教育学べる領域●言語・社会科学国語、社会、英語、小学校外国語●理数・生活科学算数・数学、理科、技術、家庭科●芸術・保健体育音楽、美術、書道、保健体育新たな専門職学位課程の全容については、右記QRコードを参照してください。AUTUMN 2021ならやま_8