ブックタイトルならやま2022年春号

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概要

ならやま2022年春号

Campus Newsキャンパスニュース12月13日奈良県立高校の探究活動を実施本学では、12月13日に、奈良県立添上高等学校普通科人文探究コースの探究活動を実施しました。添上高等学校人文探究コースは令和3年度に開設され、1期生となる1年生11名に対し、教育連携講座の中澤静男准教授と大西浩明特任准教授により、「奈良から学ぶSDGs」の講義とフィールドワークを実施しました。参加した高校生は「東大寺コース」と「ならまちコース」に分かれ、奈良にある歴史文化遺産とSDGsの関連について講義を受けた後、「東大寺コース」では大仏殿や二月堂、「ならまちコース」では元興寺やからくりおもちゃ館などを巡り、従来の遠足や観光とは異なる視点から奈良の歴史文化遺産を見学・体験しました。フィールドワーク後は、短時間で学びをまとめる即興プレゼンを行い、一日の学びを発表しました。講義を担当した中澤准教授は、昔の人の暮らし方や考え方から学んだSDGsを「自分はいつから、何をするか」と考え実行してほしい、家族や友人に今日の学びを伝えることでより深めていってほしい、と総括しました。元興寺の説明をする大西特任准教授探究活動を総括する中澤准教授1月29日サッカーの本田圭佑選手が訪問1月29日、プロサッカー選手で、NowDo株式会社CEOの本田圭佑氏が本学を訪問しました。本田選手は海外でプレーを続けながら、国内で会社を立ち上げ、スポーツを通じて子どもたちの夢を叶えるための教育事業に取り組んでいます。当日は、加藤学長への表敬訪問の後、体育会の学生たち10名と懇談を行いました。本田選手は、スポーツを通じた新しい教育事業の可能性・今後の展開について学生たちと意見交換を行うとともに、学生たちからの質問に一つひとつ丁寧に答え、激励の言葉や、高校時代のエピソードなどを交えながら、夢を持つことの大切さ、逆境の捉え方など独自の言葉で学生たちに熱く語ってくれました。参加した学生たちからは「世界で活躍する一流選手と直接話せて刺激を受けた」「本田選手が目指す世界に共感した。是非一緒に活動したい」などの感想が寄せられました。2月16日奈良県教育委員会との連携協力に関する協議会を開催本学は、2月16日に、奈良県教育委員会との連携協力の円滑な実施を図ることを目的に「連携協力に関する協議会」を開催しました。この協議会は、平成15年度以降開催されているもので、本学からは加藤久雄学長、宮下俊也教育担当理事、奈良県教育委員会から吉田育弘教育長、前田景子教育次長他16名が参加しました。まず、本会のもと設置されている5つの専門部会(英語教育、ICT教育、高大接続、教員研修、へき地教育)の活動報告が行われました。続いて、奈良県公立学校教員採用候補者選考試験合格者について、採用を1年間猶予し、本学教職大学院において1年間修学したのち、2年目に教員として採用され、働きながら学ぶ、という採用猶予制度について、これまで小学校及び特別支援学校のみを対象としていたものを、全学校種に拡充することについて協議され、了承されました。また、吉田教育長より、奈良県東部・南部の教育振興や、教員の働き方改革のひとつとしてのオンラインによる各種研究会などについて、報告や連携協力の要望がありました。加藤学長および宮下教育担当理事からは、令和4年4月の奈良女子大学との法人統合や、本学センター組織の改編について報告されました。最後に、令和4年3月で退任する加藤学長より、在任中、本協議会を通じて、両機関の連携・協力が充実してきたことへの感謝が述べられるとともに、本学がこれまで以上に奈良県の教育に役割を果たしていくために、引き続き両機関で情報共有や意見交換を密にし、さらなる連携を推進していただきたい、と挨拶がありました。協議会の様子協議を行う加藤学長・宮下理事21_SPRING 2022ならやま