ブックタイトルならやま2022年春号

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ならやま2022年春号

附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園お楽しみ会2学期の終わりに「お楽しみ会」を行いました。年長の子どもたちが年少・年長児を招き、“どうしたら楽しい日になるか?”をテーマに年下の子どもたちの喜ぶ顔を思い描きながら企画、運営していきました。ちょうど、大学祭もあり参加した子どもたちは、そこで得た楽しい体験も糧にし、オリジナルのゲームコーナーを作ったりもしました。前日には、声をかけ、年下の子どもたちも大いに期待を膨らませ臨むことができました。当日「指輪屋さん」「パン屋さん」等のお店や「新聞プール」「アスレチック」「射的」等の体験コーナーや銀行などもあり、どのコーナーも子どもたちのアイデアや工夫がそこここに見て取ることができました。手をつなぎ、体をかがめ寄り添う年長児の姿からは、幼稚園の最年長としての自覚をしっかり持ち始めているのを改めて感じました。年少児はすっかり、年長児に信頼を寄せ、うれしさいっぱいの表情です。年中児からは「今日は世界で一番楽しかった」という言葉も飛び出しました。みんなが楽しめた充実した一日になりました。年長児のたくましさと優しさに感謝です。附属小学校子どもを育てる『附小の子どもたち-冬の姿-』今年の冬は何度も寒波が日本列島にやってきま見しました。もう一つ、低学年・中学年の子どもたした。奈良県でも雪がちらつく日がありました。子ちを中心に休み時間に縄跳びをする姿もよく見かどもたちは雪を見ると元気が出るようで、雪を追いけました。特に体育館前の2つのジャンピングボーかけて走り回りました。「子どもは風の子」とはよくドは大人気で、常に子どもが何人も二重跳びに挑言ったものだと感心しました。戦していました。「先生、二重跳びができるようになっさて、この寒い時期、附属小学校の体育の授業た!」「つづけて6回跳べるようになった!」と教えてでは、持久走をします。子どもたちは、冷たい風のくれました。「すごいね」「がんばっているね」と返事吹く中、運動場のトラックをよく走っていました。附をしながら、できるようになりたいという子どもの属小学校の子どもたちのいいところをまた一つ発強い気持ちに心から拍手を送りました。附属中学校附中ユネスコクラブ活動中!今年度、附中にもユネスコクラブが誕生しました。現在、部員は15名です。他の部活動と兼ねて入部することができ、とりあえず「ゆるーく」活動しています。これまで、古くなったTシャツでエコバッグを作ったり、校内で拾ったドングリで人形を作ったりと、エコで楽しい活動をモットーとしています。11月3日には、みやこ京都の伏見にある「京エコロジーセンター」に招待され、同センターで取り組まれている中学生向けの環境プログラム開発の受講モニターとなり、グリーンコンシューマーでいることの大切さについて学びました。奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/CNEE/理科教育講座つじの教授辻野りょう亮仔鹿は派手か布を染色する際に生地を少しつまんで糸できつく縛って染料につけると、縛った部分だけが染め残って白い輪模様ができます。このような輪模様をたくさん並べた柄を鹿の子紋といい、伝統的な和柄の一つとして知られています。子ども用着物などでよく見ます。本物のニホンジカの当歳仔の背にも濃い茶色い地毛に白い斑紋が多数あって鹿の子紋と似ています。仔鹿が生まれる6月初旬頃から冬毛に替わる秋頃までは実際の鹿の子模様を見ることができます。仔鹿の濃い茶色には白い斑紋が際立ちますが、実は隣にいる母鹿をはじめとしたオトナメスやオトナオスでさえも、明るいオレンジ色の地毛に立派な鹿の子模様を見ることができます。しかしよく見ると仔鹿の斑紋は多数の白い点であるのに対し、鹿の子紋は多数の白い輪が並んだ文様であり、仔鹿の背の模様とは異なります。これではむしろ淡い黄褐色の地毛に多数の黒い輪が並んだヒョウ柄です。▲大峯山に生息するニホンジカの当歳仔SPRING 2022ならやま_22