ブックタイトルならやま2022年秋号

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概要

ならやま2022年秋号

クローズアップ+ゼミの活動ゼミでは学部3回生から大学院生まで一緒に集い、毎回意見交換をしながら各々の研究テーマの探索を試みています。現在のところ、日本・中国の書人の筆跡や学書の過程、美文字の規準、日本の学校教育における書写書道、私塾の役割と実際、鑑賞教育、江戸文化の中での書の位置や実態、などに関心が寄せられています。研究室の活動では、各々のライフワークにつながる芽を学生自身で育てていけるよう、支援を心がけています。年度当初は、学生たちも教員もお互いの様子を窺いながらのスタートでしたが、最近では連携プレーも見られるようになってきました。「ゼミでテーマを設けて活動しよう!」と機運が高まり、学生が企画を立てて学内プロジェクトに応募しました。「墨(ぼく)とあなたの【rela書(tio)n】」という標語のもとに方向性が定まって、目下、年度末の成果展に向けて取り組んでいるところです。一同、書を通じて、学内外の皆さまとネットワークを築いていけることを願っています。ゼミ展会場の下見、イメージづくりのため機構本部にある奈良カレッジズ交流テラスへ。プロフィール美術教育講座かや萱のり子教授大阪大学大学院文学研究科博士課程芸術学専修単位取得退学。博士(文学)。2022年4月着任。2022年4月より現職。ゼミ生からの研究室紹介私たちは「書」を「文字を書く」という視点だけでなく、伝統や文化、教育の視点から捉え、これから書道をどのように継承していくか、また書道の持つ価値を高めるためにどのような方策があるかなどを、学生が各々テーマを決めて研究しています。年度末には、その研究成果を発表するためのゼミ展が開催される予定です。萱先生が着任されて1年目ということで、試行錯誤しながら作品制作や研究を進めています。教育学部学校教育教員養成課程教科教育専攻書道教育専修4回生和歌山県立星林高等学校出身やまだ山田ひまわり向日葵さん11_AUTUMN 2022ならやま