ブックタイトルならやま2022年秋号

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概要

ならやま2022年秋号

ひと・あれ・これ―活躍する卒業生を紹介―経験を成長に繋げる私は現在、教員生活3年目を迎え、福井県坂井市の高校で1年生の担任をしています。高校に赴任した2カ月はコロナの影響で休校となり生徒にも会えず、初めての土地で不安でいっぱいでした。しかし、学校生活にも慣れて先生方や生徒たちと充実した学校生活を送っています。今年度より1年生の担任を持つこととなり、生徒と関わる機会が増えました。なかなか思うように支援できず反省することも多いですが、生徒の笑顔を見るとまた頑張ろうという気持ちになります。大学在学中を振り返ると、同回生や先輩、後輩と夜遅くまで大学に残り、高大展や回生展などに出品する作品を制作したり、展覧会を観に行ったりなど、書道漬けの日々を送っていました。そんな中でも、今仕事をしている中で特に活かされていると感じているものの一つが、教育大展の運営です。教育大展は在学生が運営し、卒業生や教授も出品する大きな展覧会です。それぞれに役割があり、私は卒業生の作品を扱う仕事をしていました。卒業生の方はもちろん、通信発送係や釈文係など、他の係とたくさん情報共有を行いました。学校でもそれは同じで、日々情報共有し、チームとして動いています。先生方、生徒たちとたくさん話をする中で、生徒の意外な一面や、変化に気づくことができます。皆さんに伝えたいことは、在学中にたくさん経験をすることと、人とのつながりを大切にすることです。大学生活は自由な時間も多く、授業だけでなくアルバイトやボランティア、遊びなど多くのことを経験しやすい環境にあります。意外なところで卒業後、活かされることがたくさんありますし、仕事を始めるとなかなか時間が確保できず、やりたいことができないこともあります。また、大学生活で出会った同回生、先輩や後輩は今でも授業の相談をしたり、その他いろんな話をしたりして、遠く離れていても元気をもらっています。大学での4年間は長いようで一瞬で過ぎていきます。悔いのないよう様々な経験をして大学生活を楽しんでください。私も生徒と共に成長できるよう、経験を積んでいきたいと思います。福井県立三国高等学校1年生担任(令和4年度)ふなの舩野結子(教育学部学校教育教員養成課程伝統文化教育専攻書道教育専修2020年3月卒業)3回生展みんなでゆうこフレンドシップ篆隷班での授業風景Aftergraduationさん4年間切磋琢磨してきた仲間と卒業書作展作品の前でゼミの教授と書道の授業風景書道の授業での机間指導AUTUMN 2022ならやま_12