ブックタイトルならやま2022年秋号

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概要

ならやま2022年秋号

課外活動紹介ご講演をいただいた先生方との写真です。ユネスコクラブは昨年、10周年を迎えました。大学のE S D同様、リスタートし、より持続可能な社会づくりに貢献できるユネスコクラブを部員全員でつくっていく決意を新たにしました。奈良教育大学には、文化会所属11団体、体育会所属26団体のクラブがあり、多くの学生が仲間とともに活動しています。ここでは、そんな課外活動を紹介します。今回は、ユネスコクラブです。ESD・SDGsセンターキックオフイベントにて教育学部教科教育専攻国語教育専修3回生香川県立高松高等学校出身ユネスコクラブ代表かわだ川田ひろと大登さんユネスコクラブ総部員数94名学部生、大学院生合わせて94人で活動をしています。2011年に創部した比較的若いサークルですが、ESDに関わる様々な活動を楽しく行っています。一人ひとりが興味のある活動に主体的に参加するという、自由で活発な雰囲気がユネスコクラブの特徴です。学生だからできるESDの追究と実践「ユネスコクラブってなに?」と思われた方も多いと思いますが、私たちはESD(持続可能な開発のための教育)を活動の軸として、「ESDを実践できる教員になること」、「ESDを楽しく追究すること」の2つを目的として、様々な活動を展開しています。本稿では、特に3つの活動を紹介します。1つ目は、防災・減災に関する活動です。昨年度は、震災をテーマに学生自らがワークショップを企画したり、現職の先生の講演や応急手当体験をしたりして、防災・減災に対する認識を深めました。2つ目は、環境に関する活動です。子ども向けの環境動画を作成したり、環境のイベントの運営に参加したりしました。動画作成をする過程では、食品ロスや節電などの知識を高めることができました。また、効果的な伝え方についても考えることができました。3つ目は、野外活動支援です。小学校や中学校でキャンプファイヤーや野外炊飯を経験した人は多いのではないでしょうか。実は、野外活動はESDで重要な、人との交歓、自然との交歓を促すものです。これが充実したものとなるよう、ユネスコクラブが支援しています。他にも、他大学や小・中・高等学校と交流を行って視野を広げたり、ESDやSDGsのセミナーや講演に部として参加をして知識や理解を深めたりしています。このような活動に、学生自身が積極的に主体的に参加することがユネスコクラブの特徴です。部員全員でESDの実践力を身に付け、持続可能な社会の実現に向けて一歩ずつ歩みを進めていきます。集まれ!エコキッズにおける活動春日山原始林フィールドワークに参加するユネスコクラブ部員の様子野外活動支援の様子思いを一つにして、キャンプファイヤーにまさに点火している様子です。AUTUMN 2022ならやま_20