ブックタイトルならやま2022年秋号

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概要

ならやま2022年秋号

附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園『満3歳児保育開始』(令和4年度4月より)満3歳児保育は満3歳になる誕生日からの入園にびをした後は、みんなでお話を聴いたり、体を動かしなります。今年度は4月入園1名からのスタートになりたりして遊びます。ここが親子にとっての“楽しい場所”ました。家庭で過ごしていた子どもさんが、お家の方になるように、今度来るときの期待に繋がるようにと、の手元を離れて、初めて社会にでる日ともいえます。考えています。初日はどの子もこわばった表情でいますが、好きな5月の親子登園日で、ひまわりの種をまき、ひとり遊びを見つけゆったりと流れる時間の中で、先生と一一鉢を持ち帰りました。幼稚園のひまわりがだんだん緒に過ごしているうちに、先生大好き!幼稚園大好大きくなっていく様子はコドモンで動画配信し、それぞき!になっていきます。新しく出会う友達の存在を感れが持ち帰ったひまわりの様子は家庭からいただいたじながら、雨の日は雨の楽しさを、風の日は風の楽し写真を配信しました。在園の方も、入園を控えてくださっさを感じられる生活、様々なヒト・モノ・コトとの出会ている方も園のできごとを共有できるようにしました。いを大切にした生活をくり広げています。今後も1年を通して幼稚園と家庭との経験が行き交い月1回の親子当園の日は今年度入園の15名の子ど幼稚園生活と家庭生活とのつながりを大切にし、幼児もたちが親子で一堂に会します。親子で思い思いの遊教育のよりよいスタートとなるようにと考えています。附属小学校「あいぼう」に出会って、世界を広げるドキドキしながら坂道をのぼってくる1年生がいちはあいぼうが新しいくらしを少しでも楽しめるように、ばんはじめに出会うのは、6年生です。6年生が1懸命に考えはたらきかけます。1年生にとっても6年年生の胸に手作りの白い紙花をつけたときから1対生にとっても、それまでの世界を広げ成長するため1の「あいぼう」になります。1年生はあいぼうがいるの出会いとつながりが「あいぼう」です。今年度も6安心感から小学校の新しいくらしに少しずつなじみ、年生が1年生のあいぼうを全校のみんなに紹介して、新しいつながりを少しずつ広げていきます。6年生子どもたちによるなかまづくりがスタートしました。附属中学校黒髪山キャンプフィールドでの活動本校から歩いて15分くらいのところに黒髪山キャ仲間との絆を深めることを目的として、限られた道具ンプフィールドがあります。コロナでいろいろな行事と時間の中で、班ごとに火起こし体験を実施しました。が制限される中、自然の中でのびのびと過ごし、少しはじめは点火の兆しがなくても、班員で話し合いながでもストレス発散につながるよう、各学年ともキャンら工夫し、だんだん点火へと近づいていきました。点プフィールドで活動する機会を持つようにしています。火に成功した時には歓声が上がりました。みんなで考2年生は秋に実施予定です。7月の1年生の回では、えて協力する達成感を味わうことができたと思います。奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/CNEE/理科教育講座つじの教授辻野りょう亮生きるだけで危険な世界カワニナ類という巻貝が河川や田んぼの用水路などに棲息しています。ホタルの餌として有名な巻貝です。多種混在していますが、一般的な種はカワニナです。細長い殻の先端部は欠けているものがほとんどで、完璧な殻を見つけることはできません。昔、弘法大師がとある川を渡る際にカワニナを踏んで足を傷つけてしまったことから、殻の先端の尖った部分をへし折ってしまったなどと云われています。それ以来、カワニナの貝殻の先端は欠けているそうです。実際の事情は世知辛く、貝殻の主成分である炭酸カルシウムは、酸性度の高い水には溶けてしまいます。貝類は、白い炭酸カルシウムの殻をタンパク質の皮でコーティングすることで防御していますが完全ではなく、どうしても殻の先端は欠けてしまいます。河川水はpH7前後の中性ではあるけれど、日本の酸性土壌の影響を受けた河川水に曝される淡水貝は、殻を溶かされる可能性のある危険な水に生きているのでニナす。なお、蜷とは巻貝のことで海にもいますが、海水はpHが高めなのでウミニナの先端は尖っています。しかしこちらにも海洋酸性化の危機は迫っているのです。▲奈良実習園の用水路にいたカワニナAUTUMN 2022ならやま_22