ブックタイトルならやま2023年春号

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概要

ならやま2023年春号

附属学校園ニュース[附属学校園]https://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html附属幼稚園西山厚先生と年長児の交流(11月11日、1月23日)本園の年長児は東大寺大仏殿への遠足に出かけい笑顔で作品を見て回りながら、説明をじっくり聞る前に、奈良国立博物館元学芸部長の西山厚先生いてくださり、最後には涙ながらに「みんなは素晴らに大仏様ができるまでの経緯や、大仏様に込めらしい。本当に嬉しい」と言ってくださいました。そんれた人々の願いなどのお話を聞かせていただきます。な西山先生をじっと見つめる子たちの神妙な顔をあ今年の年長児は、遠足の後、心に残ったことを描画、たたかい空間と時間が包みこんでいました。段ボールや自然物を使った制作、木工などで表現西山先生の大仏様への熱い思いを子どもたちがしました。大仏様、南大門、八角灯篭、お供えなど、しっかり受け止めていたことが、作品を通して西山作りたいと思ったものを友達と相談しながら少しず先生の心に届き、感動してくださったのではないでつ毎日作っていきました。日に日に愛着や達成感がしょうか。時間を超えて思いがつながる経験が、子増し、西山先生に見てもらいたいと、園にご招待すどもたちの心を豊かに育むことと信じています。ることになりました。この日の西山先生は終始優し附属小学校なかまづくりをすすめる体育大会~おうちの方に見守られて~子どもたちの手でつくる児童会は、今年度「全校つくりあげました。一人ひとりのことを知り合い協力しわかり合えおうちのみなさんには、3年ぶりとなった体育大るなかまになっていこう」をめあてに掲げています。そ会参観。子どもたちみんなのがんばりと一人ひとりののめあてに向かうために、体育大会づくりに取り組確かな成長をおうちのみなさんとともに実感し共有みました。『「全力出そう!」「協力しよう!」「がんばりできたことで、また大きく一歩、学校づくりを進める見つけよう!」』を目標に、全校みんなが一つになってことができました。附属中学校1・2年生合同奈良めぐりで縦割りグループ地域課題学習うんげんさいしき10月5日(水)、1・2年合同奈良めぐりが行われまから繧繝彩色ワークショップを行っていただきました。した。この行事は1年生と2年生の縦割りグループ7Dコース「大和野菜コース」では、実際の農園を見学班がそれぞれ奈良をフィールドにしたテーマを立て、し、大和野菜の現状を聞き取りました。生徒たちは、ESD地域課題学習を行うものです。Aコース「守り大和野菜の知名度をあげるための商品開発アイデ人との出会い~奈良の文化財から未来を考える~」アを考え、発表しました。他のコースも、それぞれのでは、奈良国立博物館で学芸員の方から文化財のテーマで学習を深めました。保存について学んだり、奈良教育大学の大山先生奈良に息づく仲間たち[自然環境教育センター]https://www.nara-edu.ac.jp/CNEE/理科教育講座つじの教授辻野りょう亮緑のコンペイトウが落ちていても食べない方がよいアネモネというといかにも外国産の園芸植物を連想するが、実は日本にはキンポウゲ科であるアネモネの仲間が何種類か生育している。大峯山の亜高山帯で緑色のコンペイトウを見つけたならば、それはきっとヒメイチゲAnemone debilisの未熟果実である。ヒメイチゲは可憐な白い花を咲かせる高さ10cm程度の植物である。5月くらいに花を咲かせるのだが、花も植物も小さいので見過ごしてしまいがちである。しかし、花が終わった後にできる緑の金平糖は、形の面白さから見つけられるかもしれない。キンポウゲ科の果実にはこのようなコンペイトウ状の果実をつける種が幾つかあり、田圃の近くで見つけたならばキツネノボタンかもしれない。どちらにしても、キンポウゲ科の植物には、薬になる植物も多いが、有毒植物も多いことが知られている。道端には食べてもいい道草もあるけれど、森や野原でコンペイトウを見つけても、うかつに食べない方がよさそうである。?ヒメイチゲの花▲緑のコンペイトウSPRING 2023ならやま_22