ならやま春号

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特集教育実習の日々~附属中学校編~奈良教育大学では3回生時に4週間の教育実習が課せられます。4週間という時間の中で、学生たちは一体どのような経験をし、何を学んでくるのでしょうか。今回の特集では、奈良教育....

特集教育実習の日々~附属中学校編~奈良教育大学では3回生時に4週間の教育実習が課せられます。4週間という時間の中で、学生たちは一体どのような経験をし、何を学んでくるのでしょうか。今回の特集では、奈良教育大学附属中学校での教育実習を取り上げます。step13回生の4月から行われる「事前指導」(実習に関する基礎的な事項を学ぶ授業)や附属中学校に足を運んでの「事前観察」で、教壇に立つ心構え、生徒やクラスの様子、授業内容や方法などをしっかりとつかむ。また夏休み中は、担当予定の単元について教材研究を行い、学習指導案を作成しておく。step3いよいよ教育実習も後半。臨海学習の発表会や学級PTA(保護者と学級担任が意見や情報を交換・共有する機会)などにも参加。生徒のみならず、保護者の方々への対応も実地で学ぶ。また、指導教員以外の先生方や大学教員を招いての研究授業や文化祭などもあり、実習もクライマックスへ。Point1奈良教育大学教育実習の強み附属中学校では、実習生一人に対し、学級指導担当教員と教科指導担当教員の二人をあてています。経験豊富な教員が学級経営と授業の両面をサポートすることで、中学校教員に必要な力を総合的に育てていくことができるのです。実習の流れstep29月初旬より教育実習がスタート。生徒たちとの対面式、担当クラスでの挨拶から始まり、授業観察、担当授業と忙しい毎日。学級読書会や大学教員の研究室訪問引率などの行事も。step49月末~10月初旬に実習終了。大学に戻ってから、「事後指導」でそれぞれの教育実習体験を発表したり、印象に残っている授業を文章にしたりすることを通して、4週間の体験を更に深めていく。生徒が理解しやすいように試行錯誤が続く校種の異なる実習生が一堂に会して情報共有Point2大学で一緒に学んでいるメンバーの多くが附属中学校に実習に行きます。担当授業のための教材研究や模擬授業、担当クラスのための話し合いなども、普段から親しい仲間たちと刺激し合い、支え合いながら取り組むことができます。7:508:208:35実習生の一日の流れ(ある日のスケジュール)登校(学生日誌の整理、授業の準備)教育実習生全員で朝の会(今日の予定を確認)担当クラスで朝の会(出欠確認、連絡事項の伝達)8:50授業開始12:40昼食・昼休み(担当クラスで昼食指導)13:20授業開始15:15清掃指導15:35担当クラスで終わりの会(連絡事項の伝達、日直のあいさつ)15:45「文化の集い」に向けた準備(生徒たちの活動をサポート)17:15下校指導17:30(18:0020:00帰宅学級日誌、日直日誌の確認、実習日誌の作成担当授業の反省会と翌日の授業の打合せ実習生同士で集まり、良かった点や反省点についての話し合い、今日の成果を踏まえ、翌日の授業の練り直し、学習指導案を教科指導教員に見てもらい、指導を受ける(SPRING 2012ならやま_2