ならやま夏号

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1回生の特色ある授業教職入門「教職入門」は1回生の前期(後半)に開講されます。4年後には教師として巣立っていく新入生たちが、教師という仕事への理解を深め、その力量形成のための第一歩を踏み出せるよう、さま....

1回生の特色ある授業教職入門「教職入門」は1回生の前期(後半)に開講されます。4年後には教師として巣立っていく新入生たちが、教師という仕事への理解を深め、その力量形成のための第一歩を踏み出せるよう、さまざまな企画と工夫を盛り込んだ科目です。以下、平成24年度の授業内容とその特色について紹介します。平成24年度授業内容第1回>>>>>>全体オリエンテーションと「印象に残る学校体験」の交流第2回&第3回>教師の仕事の諸相12思春期の子どもたちと向き合う中学校教育の現場から第4回>>>>>>教師の仕事の諸相3涙と笑いのハッピークラス・4年1組いのちの授業第5回>>>>>>教師になるための学び教育実習を終えた先輩に学ぶパネルディスカッション第6回>>>>>>教師の仕事の諸相4この学校がオレを変えた・浦商定時制の学校づくり第7回>>>>>>教師の仕事と子どもの学び1母校訪問の報告と交流第8回>>>>>>教師の仕事と子どもの学び2母校訪問・インタビュー計画の交流と全体のまとめ特色その1ベテラン先生の実践に学ぶ!学校という職場で長く仕事をしてこられた先生方の実践に学ぶことができます。ベテランの先生方を大学にお招きし、教師という仕事の困難や苦悩、その向こうにある希望や喜びについて、直接伺います。また、すぐれた実践の記録映像を見ることで、教育現場における今日的課題やその対策、取り組みについて知見を広めます。教育実習を終えた上級生によるパネルディスカッション。数年後には、自分たちが後輩に話す立場になります特色その3主体的に学び、学んだことを共有する!授業全体を通して、主体的学びを重視しています。ベテランの先生方の諸実践や先輩方の経験を学んだ後は、グループで意見や感想の交流を行い、気づきや学びを共有します。また、母校を訪ねて行う恩師へのインタビューは、たくさんのことを吸収するチャンスです。そこで得たものを報告し合うことで、更なる体験の共有を図ります。北海道教育大学教職大学院教授(元滋賀県内公立中学校教諭)福井雅英先生にお越しいただき、「思春期の子どもたちと向き合う中学校教育の現場から」というテーマでお話をしていただきました特色その2上級生の体験に学ぶ!教育実習を終えた上級生たちによるパネルディスカッションを通して、奈良教育大学での学習過程を知ることができます。これまでの学びや教育実習での体験など、教師を目指して歩んできた道のりについて先輩方から話を聞くことで、数年後のあるべき自分の姿を思い描けるようになります。母校の恩師にインタビューした結果を報告、それを受けて意見の交流を行いました受講生の声教育発達専攻幼年教育専修1回生京都府立菟道高等学校出身はしづめ橋詰えり英里さん教職入門の授業を受け、講演会参加やビデオ鑑賞をしてきた中で、自分の知らなかった学校の姿や先生と生徒の関わりを知ることができました。「涙と笑いのハッピークラス4年1組命の授業」というビデオでは、生徒同士でお互いを支えあい、うれしいことも辛いこともみんなで共有していたことがとても印象に残っていて、あんなクラスを作れるような先生になりたいなと思いました。受講生の声教科教育専攻数学教育専修1回生私立智辯学園高等学校出身まつもと松本あき顕ら良さん入学当初、私は、なぜ小学校の教員を目指しているのにこれほど深い学びをしなければならないのかわかりませんでした。しかし、教職入門の授業で自分が解いた問題を解説するとき、自分が理解をしていても学びが浅ければ理解してもらえず、それどころか正しく伝えることすら難しく思いました。学びを深める意味はここにあるのかと、今後の授業に取り組む姿勢を変えてくれた授業でした。3_SUMMER 2012ならやま