ならやま夏号

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羅N針附属幼稚園での「科学の日」プロジェクトW盤E奈良教育大学の取り組み~子どもたちの瞳に科学の輝きを~理数教育研究センターSまつやまセンター長松山とよき豊樹1はじめに代の学習意欲は先進国の中で最低水準に....

羅N針附属幼稚園での「科学の日」プロジェクトW盤E奈良教育大学の取り組み~子どもたちの瞳に科学の輝きを~理数教育研究センターSまつやまセンター長松山とよき豊樹1はじめに代の学習意欲は先進国の中で最低水準にあります。学力試験の成績の上下よりこのことの方が危機的ではないで理科、数学(算数)が嫌いな子が増えていると言われてしょうか?理科や数学(算数)を勉強していて楽しくなからずいぶん時間が経ったような気がします。いろいろ考えていくと、どうもこれは単純に理科・数学(算数)という科目が嫌いだという現象では捉えきれないことがわかってきます。若い世代のいわゆる「考える力」が弱くなっているとの指摘がなされています。むしろこの考える力の喪失が根本原因で、その力を最も必要とする理科や数学(算数)に強く影響が出ていると見るべきでしょう。さらに考えなければならないのは「学習意欲」の低下です。国際学力調査の結果などをみても、日本の若い世いのです。学力のことを抜きにしても、考える力は重要な「生きる力」の1つです。その喪失は深刻です。逆に言えば、理科や数学(算数)はその力を育てる格好の舞台を提供してくれます。だから理数教育なのです。本学では、平成17年度から理数科の特別な教育プログラムを開始しました。理科・数学(算数)に強い教員の養成が目的です。理数を楽しめない教員は、理数を楽しめる生徒を育てられません。それが何世代にもわたって伝播していきます。教師という職業の怖さです。段ボールで作った空気砲を使った実験に、園児たちは大騒ぎ。7_SUMMER 2012ならやま