ならやま2012年秋号

ならやま2012年秋号 page 23/24

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附属学校園ニュース5月14日1・6年の「あいぼう」の合同遠足附属小学校では、1年生と6年生が通称「あいぼう」関係をつくっており、1年生の入学への不安一緒にお弁当を食べる「あいぼう」を少なくし、6年生は最高学....

附属学校園ニュース5月14日1・6年の「あいぼう」の合同遠足附属小学校では、1年生と6年生が通称「あいぼう」関係をつくっており、1年生の入学への不安一緒にお弁当を食べる「あいぼう」を少なくし、6年生は最高学年の自覚を促すことにつながっています。4月11日の入学式の日に初めて会った「あいぼう」は、次第に打ち解けあっていきます。5月の春の遠足では、1年生と6年生がいっしょに奈良公園の森の中を歩いて目的地の春日野苑地まで行きました。いっしょにお弁当を食べたり遊んだりして、楽しい半日を過ごしましたが、中には、1年生の自由な動きにとまどって、下の子を世話することの難しさを経験する6年生もいました。5月16日むしずかんを使って園児たちに説明する本学教員歓迎の人文字附属幼稚園で「デジタルむしずかん」の贈呈式を実施新理数プログラム(SSTコース)を履修した学生よう願って作成されました。(平成23年度卒業)が作成した「デジタルむしずかん」贈呈式には「むしはかせ」として本学教員や名誉教が完成し、附属幼稚園年長組の園児たちに贈呈され授が参加し、園児たちの質問に答えました。ました。このむしずかんは、附属幼稚園の園庭や子(デジタルむしずかんhttp://biol-zukan-3.naraedu.ac.jp/homepageTOP.html)どもの森で見つけた虫について解説したもので、園児たちが園庭に於いて手にとって読むことができる8月6日?10日、17日?21日附属中学校が韓国公州大学校附設中学校と交流昨年交流協定を結んだ附設中学校との交流がこと教員皆で公州市内の武寧王陵や史跡の公山城に行の夏から本格的にスタートしました。8月6日に生き、錦江を眺望する楼閣で歌を交換しました。そこ徒7名と教員3名が公州から来日、長友学長ら大には言葉の壁や国どうしの隔たりを楽々と越えてい学関係者や附中教員・生徒らによる歓迎会を開きく、子どもたちの柔軟でたくましい行動力と心があました。翌日は、生徒間のさまざまな交流やホームりました。今年は『「学ぶ喜びを知り、自ら学び続けステイ先での活動を通じて交流を深めました。17る」教員の養成に向けた持続可能な発展のための教日からは、本校の生徒7名と教員3名が韓国公州育活性化プロジェクト』からの予算支援があり、充を訪問しました。初日に全校生徒と先生方による実した交流が実現しました。歓迎交流の会が行われ、翌日は相互訪問した生徒奈良に息づく仲間たち▲ナンキンハゼだけが生育している▲ナンキンハゼを食べるシカ餌不足?▲ナンキンハゼの紅葉自然環境教育センター長とりい教授鳥居はるみ春己ナンキンハゼナンキンハゼは中国原産トウダイグサ科の落葉高木で、鮮やかな紅葉で奈良公園を彩っている。乾燥した果実は烏臼と呼ばれ、利尿剤などに使われる。また、種子から採取した油脂は蝋燭などの原料とされる。シカが食べないということや鮮やかな紅葉ゆえにナンキンハゼは70年ほど前に導入されたのだが、今では困った存在となっている。ナンキンハゼは明るい環境で芽を出し、シカが食べないので各地で群落を作ってしまう。鳥類が種子を好み、糞を介して分布を広げている。困ったことに春日山原始林の奥深くにも侵入している。そこは世界遺産の地であり、ナンキンハゼの侵入は原始の名前を意味の無いものにしていると言えるだろう。残念なことに本学構内にも多くのナンキンハゼが生育している。世界遺産に影響があるとすれば、少なくとも構内からは排除するべきだと考えるが、如何だろうか。AUTUMN 2012ならやま_22