ならやま2012年秋号

ならやま2012年秋号 page 5/24

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教職大学院~専門性と実践力を兼ね備えた教員を養成~特集2十津川サマースクール3院生の連携院生の声十津川村の子どもたちとの学習交流を通して、教員としての専門性・実践力を高めるとともに、へき地教育の現状を学....

教職大学院~専門性と実践力を兼ね備えた教員を養成~特集2十津川サマースクール3院生の連携院生の声十津川村の子どもたちとの学習交流を通して、教員としての専門性・実践力を高めるとともに、へき地教育の現状を学んでいます。教職開発講座(教職大学院)専任講師かわいやすひで河合保秀先生この事業は院生にとって、子どもたちの活動を伴ったダイナミックな指導内容や方法を工夫する貴重な機会となっています。教員に総合的な豊かな自然の中で育った純粋な子ども達と接した三日間は、かけがえのない貴重な学びがありました。「もっと知りたい」「刺激的だった」と言ってくれた子どもたちに、今後どのように応えるのか…。そのことを意識しながら研究に励み、成長し続ける先生を目指します。人間力等が求められる中、TT(チームティーチング)によるグループ指導法の開発やチームで対応する力を磨くプロジェクトとして確立したいと考えています。4教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)2回生しょうのあつこ庄野敦子さん担当教員より3年、4年コース「クリエイティブな学びを育む院生の連携」5教職開発講座(教職大学院)特任准教授ひでふみ先生まつい松井秀史教職大学院における学びは、実践科目やフィールドベースの演習科目に代表されるように、院生が互いにコミュニケーションを深めながら連携し、協働して学ぶ中で専門性や実践力を高める仕組みになっています。こうした中、院生から発せられる考えには現職教員、ストレート、社会人など多彩なバックグラウンドを持つ他の院生から、様々なフィードバックが寄せられ、それが学びの洗練化につながっていきます。厳しい中にも高め合おうとする連携・協働の心、これが院生のクリエイティブな学びの基盤になっています。また、折々の季節には院生の企画によるフィールドトリップなどが準備され、院生にとって互いに違う一面を発見できる和みのひとときともなっています。担当教員より100クラブ(教採対策)院生の声本学教職大学院においては、小学校教諭1種免許状を有しない院生を対象として、3年又は4年コース「小学校教員免許状取得プログラム」を開設しています。私は現在、小学校教員免許状取得を目指して勉強しています。同じ3、4年コースの学生には社会人やさまざまな大学からきた学生がいますが、全員が同じ目標に向かっています。そのため、互いの意見を交換したり、経験を語り合ったり、時には楽しんだりしながら互いを高め合っています。教職開発講座(教職大学院)准教授かわさきともえ先生河﨑智恵3年、4年コースでは、1年次に小学校教諭1種免許状取得に必要な授業科目を履修した後、2年次、3年次において、教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)3年コースたけだじゅんやさん竹田隼也担当教員より通常の教職大学院の教育課程を履修します。初年度は主に学部の授業を中心に、教職大学院でのゼミやプログラムに参加して、教職大学院の教育課程へつながる学びを深めています。院生の声「本番さながらの対策」「100クラブ」は、教員採用試験の本番をイメージできる対策です。先生方から現場に即した的確なアドバイスをいただき、大学院の仲間と切磋琢磨しながら面接・模擬授業の練習を重ねました。数多くの対策本を読んでも分からなかったことが、「100クラブ」を通して分かりました。教職開発講座(教職大学院)特任講師こたにまさひこ先生小谷勝彦「100クラブ」は、教員採用試験対策を主とした院生によるクラブです。その名称には、「教教育学研究科専門職学位課程(教職大学院)2回生ひろたえりこさん廣田枝里子担当教員より員採用試験を受験する院生が100%その目的を達成する!」という強い想いが込められています。運営は院生が行い、教職大学院の教員全員がその指導にあたります。当初は、模擬面接の場面で、ある一つの質問に対し、みんな同じような答えをするのに驚きました。原因は、対策本に書いてある模範解答をそのまま答えているからだということがわかりました。活動を重ねる中で、各々、自分の体験を通し、自分なりの根拠を基に自分の言葉で語れるような変容が見られました。効果は大きいものがあります。AUTUMN 2012ならやま_4