ならやま2012年秋号

ならやま2012年秋号 page 8/24

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W羅盤NS針E奈良教育大学の取り組み「学ぶ喜びを知り、自ら学び持続可能な発展のための教副学長(国際交流・地域連携担当)プロジェクトメンバーかとう加藤ひさお久雄はじめに教員養成機能の高度化の推進や質の高い教....

W羅盤NS針E奈良教育大学の取り組み「学ぶ喜びを知り、自ら学び持続可能な発展のための教副学長(国際交流・地域連携担当)プロジェクトメンバーかとう加藤ひさお久雄はじめに教員養成機能の高度化の推進や質の高い教育実習機会等を提供できる附属学校機能強化の推進など、大学における教員養成の抜本的な改革を実現するために、平成24年4月より、「「学ぶ喜びを知り、自ら学び続ける」教員の養成に向けた持続可能な発展のための教育活性化プロジェクト」(略称「学ぶ喜びプロジェクト」)が始まりました。このプロジェクトは、「1.大学における「学ぶ喜びを知り、自ら学び続ける」教員養成・ESDの教材・カリキュラムの開発」「2.附属学校園の「学び合い・育ち合い」機能の強化のための研究開発」、「3.教育学部と大学院教育学研究科(修士課程と専門職学位課程(教職大学院))と附属学校園の連携による教員養成機能の充実」「4.大学と地域の連携のためのセンター校的機能の拡充」の4つのテーマを設け進めています。ESD連続公開講座月1回のペースで、夕方6時から8時の2時間、地域の幼小中学高校の先生方と本学教員の2名でお話をいただき、本学学生、教員、地域の先生方が一緒になって学ぶ機会となっています。講座の後、話し合いが遅くまで続くこともあります。これまでに、以下のような12の講座が開催されました。「私の学級経営そして授業のコツ」(奈良市立都跡小学校長植島佳子先生)、「世界遺産:紀伊山地の霊場と参詣道の現状とボランティア」(十津川地域雇用創造協議会事務局長北村啓司氏)、「野外活動のA-Z」(奈良県立野外活動センター吉藤行二氏)、「森林環境教育とESD」奈良教育大学谷口義昭教授)、「あなたの琴線にふれるもの」(奈良市教育委員会指導主事東畑年昭先生)、「環境と文化の表現形に関わる思考基盤」(奈良教育大学頓宮勝教授)、「指導主事という仕事-教育行政における教員のもう一つの役割-」(奈良教育大学教職大学院山本吉延教授)、「世界遺産を学ぶことからESDを考える」(奈良県立法隆寺国際高等学校教諭祐岡武志先生)、「言語と文化の統合教育実践における文化的気づきに関する考察-留学生の語りから見えてきたこと-」(奈良教育大学和泉元千春准教授)、「元気・勇気・本気そして根気!」(奈良市立三笠中学校校長長浜博己先生)毎回、熱心な参加者が学内外から集まります。参加学生の声こじま教科教育専攻国語教育専修1回生兒島ゆ佑み美こ子さん私は学ぶ喜びESD連続公開講座を初回から欠かさず毎回受講させていただいております。毎回さまざまな分野で活躍しておられる方のESDに繋がるお話や現職で活躍しておられる先生方のお話を生の声で聞くことができ、お一人お一人が違う価値観や指導法なので学べることが多いです。第5回の講座では教員の視点ではなく指導主事からの視点でのお話を聞かせていただきました。指導主事という役割や仕事についてほとんど知らなかったし、このような視点からのお話を聞く機会はなかなかなく大変有意義でした。それだけでなく十津川村の道普請の方、野外活動センターの方など、それぞれが取り組んでいらっしゃることから見たESDを学ぶことができ、自分の中で新たな発見をすることができました。最も心に残っているのは第4回の「あなたの琴線にふれるもの」という講座です。金子みすずについてだったのですが国語科の私としては非常に興味深く、またひとりの人物の追求からESDに迫ることができるという発見がありました。陸前高田・ESD研修会9月6日から9日の日程で、陸前高田の常膳寺の仏像の調査、津波被災地を訪ねての防災教育学習を行いました。学部の学生、大学院の学生、教職大学院の学生の各2名計6名でチーム(Tモデル)を作り、それぞれ日頃の大学での学びの交流をすることも、目的の一つとしました。参加学生の声皆真剣!ESD連続公開講座みやたけあんな修士課程美術教育専修2回生宮武杏名さん今回の研修では、常膳寺の仏像調査を担当した。しかし、この4日間で私は仏像調査の経験を積む以上に多くのことを学んだ。それは実際に見たり聞いたり経験することに勝るものはないということであ7_AUTUMN 2012ならやま