ならやま 2013年春号

ならやま 2013年春号 page 3/24

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特集奈教の国際交流~国際感覚を持った教員になるために~今、社会全体で国際化が叫ばれています。学校教育現場でも、平成23年度より、小学校において第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されるな....

特集奈教の国際交流~国際感覚を持った教員になるために~今、社会全体で国際化が叫ばれています。学校教育現場でも、平成23年度より、小学校において第5・第6学年で年間35単位時間の「外国語活動」が必修化されるなど、国際化の取組が進められ、国際感覚を持った教員が求められています。奈良教育大学では、学内での国際シンポジウムや留学生との交流、海外への留学など、学内外でのさまざまな国際交流の機会が設けられています。今回は、そんな国際交流の状況やそれを支援する制度や取組を紹介します。かとうひさお副学長(国際交流・地域連携担当)加藤久雄「国際交流」とは何でしょうか。協定大学などに留学して、1年間じっくりと勉強してくること。協定大学などから来ている留学生のチューターなどをして交流し合うこと。国際シンポジウムに参加し学びの成果を発表すること。部活の留学生とともだちになること。大学には、実にさまざまな「国際交流」の舞台があります。英語ができない、言葉が通じない、かえって迷惑になるのではないか、留学なんてはじめから考えていない。そんな不安や引っ込み思案を取り払って、「国際交流」の舞台に立ってみませんか。舞台に立つと、今まで見えていなかった角度から客席やら舞台裏やらが見えてきます。舞台裏はあなた自身かもしれません。奈良の地は、1300年前から国際交流の地です。大学では、国際交流のさまざまな「舞台」にみなさんが主役となって立つことを支援しています。国際交流協定校本学では、学生や教員の交流等を目的として、7カ国11大学と国際交流協定を締結しています。国名大学名締結年月日アメリカロックヘイブン大学昭和61年7月11日ドイツハイデルベルク大学平成5年4月1日アメリカセントラルミシガン大学平成8年7月30日韓国嶺南大学校平成11年2月8日ルーマニアブカレスト大学平成11年3月9日フランスリヨン第三大学平成16年3月3日国名大学名締結年月日中国西安外国語大学平成17年6月30日インドネシアインドネシア教育大学平成17年12月5日中国華東師範大学平成21年7月27日韓国公州大学校平成21年8月24日韓国光州教育大学校平成22年6月15日国際シンポジウム等国際シンポジウムなど、海外の研究者の研究成果の発表を聞いたり、日頃の研究成果を国際的な場で発表したりする機会があります。<第5回百済文化国際シンポジウム>本学と公州大学校(韓国)は、平成24年12月15日に本学を会場として、東京学芸大学との共催で第5回百済文化国際シンポジウムを開催、一般の方や学生を含めて約80名が参加しました。このシンポジウムは、百済と日本の文化に関する研究交流を通じて、日韓関係の歴史的理解を深め、より確かな国際交流の絆を築いていくことを目的としており、平成20年に公州大学校で開かれた第1回以来、毎年開催されています。日韓それぞれの歴史や文化などについて、日韓の教員が最新の研究成果を発表、本学の大学院生2名も学術的充実度の高い発表を行い、注目を集めました。<国際的なシンポジウムや研究の一例>・平成24年3月14日『人権・シティズンシップ教育に関する研究フォーラム』講演:ロルフ・ゴロップチューリッヒ教育大学教授・平成24年2月14日『教員養成プログラムの開発に関する国際シンポジウム』講演:ハンス・ユルク・ケラーチューリッヒ教育大学副学長姚偉梅香港教育学院学校連携・実習室副室長朴南基光州教育大学校学長・平成19年~『バルシューレ―幼児のためのボール遊びプログラム―』ドイツのハイデルベルグ大学で開発された運動プログラムを、ハイデルベルグ大学研究員と共に検討し、日本に紹介。NPO法人バルシューレジャパンを設立し、日本での普及に努めています。SPRING 2013ならやま_2