ならやま 2013年夏号

ならやま 2013年夏号 page 23/24

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附属学校園ニュース[附属学校園]http://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html1月11日『本当の支援とは』~2012年度「平和のつどい」~[附属中学校]「平和のつどい」は、核兵器廃絶を求める「ヒロシマ・ナガサキ....

附属学校園ニュース[附属学校園]http://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html1月11日『本当の支援とは』~2012年度「平和のつどい」~[附属中学校]「平和のつどい」は、核兵器廃絶を求める「ヒロシマ・ナガサキアピール」署名活動が展開されていた、1986年当時の生徒会中央委員会が、世界平和のために自分たちにもできることとして提案したことをきっかけに始まりました。以後その時どきの社会情勢や課題に応じて、生徒と教師が討議を重ねてテーマと内容を決め、継続して実施してきた大切な行事となっています。今年は、カンボジアで孤児の支援活動に取り組み、「カンボジア子どもの家」を設立された栗本英世さんをお招きし、「本当の支援とは」と題して全校生徒対象の講演をしていただきました。栗本さんは、カンボジアの内戦で敷設された地雷の恐ろしさに触れ、地雷の模型を示しながら「この学校の運動場に地雷が埋められているだけでも歩くことができない。カンボジアには『地雷畑』と呼ばれる場所も多く、たくさんの子どもが犠牲になった」などと話されました。体育館での講演後、これまで東北への支援活動を進めてきた生徒会役員が、栗本さんと懇談し、本当の支援のあり方についてさらに学びを深めていました。4月25日全校の先頭に立つ児童委員の選挙全校の自治活動を進める伝統をもつ附属小学校は、子どもたちどうしのつながりを大切にした「全校なかまづくり」という視点で、児童会活動の今日的な意義を確かめ、実践しています。4月25日(木)に2013年度前期児童委員を決める立会演説会と投票が行われました。6年生“こどもの森”に新しい木の遊具ができたよ附属幼稚園には、子どもたちの絶好の遊び場所となる自然いっぱいの“こどもの森”があります。そこでは、四季折々いろいろな表情を見せてくれる自然の中で、虫を見つけたり、木登りをしたり、かくれんぼをしたり、探検ごっこをして暗いところを歩いたりなど、日々子どもたちが豊かな生活を創り出して[附属小学校]103人のうち、29人(6年生全体の30%近い子どもたち)という大人数の立候補者による立会演説会では、自分の願いを訴え、5・6年生の質問にも一生懸命答えている姿に、小学校の最高学年になった誇らしさと喜びを感じるとることができました。[附属幼稚園]います。そんな“こどもの森”に、さらに子どもたちが全身を使ってダイナミックに遊べるようにと、木や縄で作った遊具を増設しました。子どもたちの心を開放させる癒やしの空間であった“こどもの森”が、健康で元気なからだづくりにもつながる場所として、よりいっそう子どもたちの大好きな場所となっています。奈良に息づく仲間たち自然環境教育センター長とりい教授鳥居はるみ春己タンポポタンポポはキク科タンポポ属の総称。英名はdandelionだが、フランス語の「ライオンの歯」から由来し、ギザギザの葉がライオンの歯を連想させるためと言われる。学内にはカンサイタンポポとセイヨウタンポポが咲くが、両者の交雑個体もあるらしい。タンポポは生長点が地表近くにあるので、▲学内のタンポポ▲総苞を見ても何タンポポかわからない花や茎を切っても容易に再生し、他の花が育たない厳しい環境でも生き残る生命力を持っている。奈良公園のシバ地ではシカの採食に抵抗して、1センチの草丈で花を咲かせている。厳しい環境に育つはずのタンポポだが、最近は学内から姿を消し始めている。今年、学内でタンポポの花を探したがわずかしか見つけられなかった。草丈も低い。ニワゼキショウも低くなっているようだ。低い草丈は侵入しているシカの採食や過度な草刈りの影響と考えられる。いずれにせよタンポポさえも貴重種になりそうだ。他にも姿を消している奈良教の仲間もあるのだろう。[自然環境教育センター]http://www.nara-edu.ac.jp/ECNE/SUMMER 2013ならやま_22