ならやま 2013年夏号

ならやま 2013年夏号 page 6/24

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特集教師力を高める4年間の学び≪履修記録≫自らの教職の学びの状況を学期ごとに点検・確認し、次の学期の学びにつなげていく仕組みとして「履修記録」を提供しています。1回生前期終了時からこの「履修記録」によっ....

特集教師力を高める4年間の学び≪履修記録≫自らの教職の学びの状況を学期ごとに点検・確認し、次の学期の学びにつなげていく仕組みとして「履修記録」を提供しています。1回生前期終了時からこの「履修記録」によって自分の単位修得や成績を確認し、その学期の学習を振り返ってどのような資質が形成されたかを、履修記録の「自己評価シート」に5段階で自己評価します。この自己評価に基づく、担当教員との相談や助言指導によって、不足している部分や充実すべき学習内容等を補っていくことになります。この評価や学習状況の振り返りの際には、「カリキュラム・フレームワーク」として定められている7つの目標資質能力基準に沿って確認していくことになります。この「履修記録」は、最終的に4回生後期に開講される「教職実践演習」(必修科目)で4年間の学びの集大成として、教員としての資質能力が身についているかを確認する際に活用され、不足する部分や課題があれば補完的に指導が行われます。学びの状況を見直しながら学びを積み上げ、確かな教師力を身に付けていくんだね。評価や達成度合などがここに表示されます。利用者の声教育学部学校教育教員養成課程教育発達専攻教育学専修2回生ふじたくにてつ藤田国哲さん奈良県立高田高等学校出身学務情報システムの履修記録を活用することが、「4年間の学び」を充実させるためにとても重要だと思います。履修記録に関して大きく2つの利点があると私は感じています。1つ目に、「学習状況の把握と改善に有効」であることです。学務情報システムでは、個人成績の確認を通して、今期の成果・改善すべき点を知ることができ、科目によってはコメントもあるので、次の学びに生かすことができます。2つ目に、「自己反省の繰返し・蓄積ができる」ということです。学期を振り返って自己評価をするシステムがあるので、学習状況をより反省的に見つめ直して、記録として蓄積でき、4年間の学びが想起しやすくなると思います。また毎学期、自己評価をもとに自専修の教員の方から面接やアドバイスを行っていただけるのは、自分の大学での学びをどのようにしていけば良いのか考えることができてとても有意義だと思います。カリキュラム・フレームワーク1学校教育の課題把握2教科・領域に関する基礎的知識と教育実践への具体化3情報活用能力4授業力5児童・生徒理解と教育実践への具体化6学校と地域社会との連携7職能成長4年間の成果を発表2音楽科卒業演奏会(一般公開)大学院修士課程教科教育専攻2回生にしべゆかこ西部裕香子さん音楽教育専修の学生は3回生から計4回の学内演奏会に出演する機会があります。その中でも卒業演奏会は4年間の集大成を発表する場であり、同回生の仲間と共に出演できる最後の演奏会でもあるので格別の思いがあります。演奏する曲は各々が研究したい曲を選択することができるのでより一層思い入れが強いものとなります。卒業演奏会に向けて日々練習を重ねますが、最後だからこそ必ず成功させたいという思いが強すぎて、本番までに自分が納得できるような演奏ができるようになるのだろうかと焦燥することもありました。そんな時、一緒に出演する友人同士でお互いを高め合い、励まし合うことでモチベーションを高く保つことができました。また先生が的確なアドバイスをくださり、温かく見守ってくださったおかげで、演奏会に向けてとても良い環境で練習することができました。5_SUMMER 2013ならやま