ならやま 2013秋号

ならやま 2013秋号 page 8/24

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羅N針附属学校園の取組W盤E奈良教育大学の取り組み本学の各附属学校園では、それぞれの特色を生かしながら大学と連携し、さまざまな取組を行っています。今回は、その中からそれぞれ1つずつ、取組を紹介します。Sht....

羅N針附属学校園の取組W盤E奈良教育大学の取り組み本学の各附属学校園では、それぞれの特色を生かしながら大学と連携し、さまざまな取組を行っています。今回は、その中からそれぞれ1つずつ、取組を紹介します。Shttp://www.nara-edu.ac.jp/guide/garden.html大学生と一緒に遊んだ「どろんこパーティー」附属幼稚園教諭長附属幼稚園では、平成22年度から本学美術教育講座の西野愼二教授と連携し、7月の初めに年長児がどろんこで遊ぶ体験をしています。他のものでは味わえないぬるぬるドロドロの感触を楽しみ、汚れを気にせずダイナミックに遊ぶことで、心も体も解放することができる貴重な体験ととらえています。3.5m×7mの砂場に、大きなシートを敷いて約1トンの土粘土と水を入れ、軟らかくなったらどろんこプールの完成です。子どもたちはその中に入り、全身どろんこになって遊びます。7月10日、今年もその「どろんこパーティーの日」がやってきました。今回は11名の本学学生が参加してくれました。学生には、まずどろんこプールに入り、粘土の固まりを崩して軟らかくしてもらいました。すると、着替えが終わった子どもたちが次々とその周りに集まってきて、学生に話しかけたり、どろんこを触ったりして、「どろんこパーティー」への期待が高まっていきます。そしていよいよ「せーのーで」で園児が一斉にどろんこプールに入り、まずは足でどろんこの感触を楽しみました。そのうちにお尻をつけたり、寝転がったりと大胆に遊ぶ子どもがどんどん増えていきました。学生の手や足や顔にもどろんこをつけたり、背中に粘土の塊を乗せたり、…と容赦なく関わっていきます。いつの間にか、学生も子どもたちに負けないくらい夢中になって遊んでいました。汚れることが苦手な子どもたちも学生と遊んでいるうちに少しずつどろんこになり、「どろんこパーティー」を楽しむことができました。一緒になって遊んでくれる人や、楽しさや面白さを共感してくれる人が側にいることで、子どもたちはより一層意欲的に活動することができ、体験が豊かに膨らみます。私たち保育者は、いつもそのことを心がけて子どもたちと関わっていますが、今回は学生の若いエネルギーと“子ども大好き”の気持ちが、「どろんこパーティー」をさらに楽しいものにしてくれたと思っています。はせ谷がわ川かおり「背中にぺったん!」「ねーねー、かめさんになってよ」「背中に粘土の甲羅をのせるよ」「どろんこプールはきもちいいね」「次はなにする?」「かっこいいのができてるね」「わー。どろんこ怪獣みたい」「もっと背中にとげとげをつけるよ」「どろんこぱーてぃー楽しかったよ!」7_AUTUMN 2013ならやま