ならやま 2013秋号

ならやま 2013秋号 page 9/24

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子どもの学びのあり方の追究附属小学校さくらもと副校長櫻本とよみ豊己附属小学校は、子どもたち一人ひとりの人間的な自立を目指して、日々の教育活動を進めています。人間的な自立のためには、何を学ばせることが必....

子どもの学びのあり方の追究附属小学校さくらもと副校長櫻本とよみ豊己附属小学校は、子どもたち一人ひとりの人間的な自立を目指して、日々の教育活動を進めています。人間的な自立のためには、何を学ばせることが必要なのかという視点と、子どもの人間的な自立を支えるなかまの存在とあり様が大切だと考えています。今日の子どもたちの置かれている背景を考えながら、どのような授業づくりを進めていくのかを長く追究しています。子どもたちにとって意味のある授業づくりにおいて、私たちは、まず教材の価値を大切にしています。価値ある教材は、子どもの発達・認識の筋道や教科の持つ役割や系統性を踏まえたものです。子どもたちが学びの主人公になる上で、教材の価値の視点は欠かせません。また、学びが単に個人的なものではなく、広く人々の幸福と社会の進歩に寄与するものである点から考えると、ある知識を獲得していく過程においてもなかまとの考えの交流が欠かせません。私たちは、ほぼ毎年、教育研究会を開き、授業を公開してきていますが、今年度は11月16日(土)に、「教材の価値となかまとの学び合い」をテーマにして開催します(詳しくは、附属小学校に設置又はホームページに掲載している案内状をご覧ください)。今年度の研究会では、書画カメラ・プロジェクタ・タブレットパソコンなどのICT教育機器を使った授業も公開する予定です。本学の学生・院生の参加を歓迎します。また、「地域と連携した『学ぶ喜びを知り、自ら学び続ける』教員の養成に向けた持続可能な発展のための教育活性化プロジェクト」の事業の一つとして、教育研究会に先立って行われる予定の校内授業研究会(10月~11月)にも、本学学生・院生に、授業と授業検討会への参加を呼びかけています。具体的な教材で、教材と子どもに視点を置きながら、授業づくりの実際や授業の評価等について、小学校教員の論議を通して、また論議に参加して学ぶことができます。校内授業研究会の体育の公開授業。学生も参加できます。ベースボール型運動「すすみっこベース」で作戦を相談する子どもたち。一人一台のタブレットを使いながらの6年歴史の学習。タブレットで子どもたちの予想を先生機に送った結果をもとに話し合いを進めている様子。AUTUMN 2013ならやま_8