くわしいせつめい
カが、動物(どうぶつ)の血(ち)を吸(す)うことは、よくしられていますが、この動物(どうぶつ)から血(ち)を吸(す)うのは、実(じつ)はメスだけで、産卵(さんらん)するときの栄養分(えいようぶん)の補給(ほきゅう)をするために血(ち)を吸(す)います。オスは産卵(さんらん)しないので、動物(どうぶつ)の血(ち)は吸(す)いません。オスは、蜜(みつ)や植物(しょくぶつ)の汁(しる)などを吸(す)って生(い)きています。

カは、夜(よる)でも動物(どうぶつ)に近づき、血(ち)を吸(す)うことができます。なぜならば、カは動物(どうぶつ)の吐(は)く二酸化炭素(にさんかたんそ)を感知(かんち)して集(あつ)まっているからです。

上(うえ)の写真(しゃしん)にあるように血(ち)を吸(す)った後(あと)のカは、腹部(ふくぶ)が赤(あか)く膨(ふく)らみます。

カの幼虫(ようちゅう)は「ボウフラ」と呼(よ)ばれていて、水(みず)たまりなどで育(そだ)ちます。

本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)・伊豆諸島(いずしょとう)・対馬(つしま)・屋久島(やくしま)・南西諸島(なんせいしょとう)に分布(ぶんぷ)しています。

ヤブ蚊(か)とも呼(よ)ばれます。

なまえ(和名)
ヒトスジシマカ
なまえ(学名)
Aedes albopictus
いろ
体(からだ)の色(いろ)は黒(くろ)く、白(しろ)い縞模様(しまもよう)がある。    
きせつ
5がつ〜11がつ
なかま
ハエ目 カ科
おおきさ
体長(たいちょう)約 5 mm
すみか
雑木林(ぞうきばやし)や薮(やぶ)などに多(おお)い。
ヒトスジシマカにさされると腫(は)れます。
ヒトスジシマカ
血(ち)を吸(す)っておなかが赤(あか)くふくらみました。