くわしいせつめい
オオセンチコガネという名前(なまえ)は、「雪隠(せっちん)」という汲取式便所(くみとりしきべんじょ)を表(あらわ)す言葉(ことば)に由来(ゆらい)して「センチ」という言葉(ことば)が使(つか)われています。

奈良(なら)〜紀伊半島(きいはんとう)にかけて見(み)つかるのは、青色(あおいろ)が強(つよ)く、ルリセンチコガネと呼(よ)ばれることもあります。

名前(なまえ)にもあるように、動物(どうぶつ)の糞(ふん)に集(あつ)まる習性(しゅうせい)をもちます。成虫(せいちゅう)は、糞(ふん)やキノコを食(た)べます。

成虫(せいちゅう)は、地面(じめん)に穴(あな)を堀(ほ)り、そこに糞(ふん)を運(はこ)び、詰(つ)め込(こ)みます。メスは、その糞(ふん)の中(なか)に卵(たまご)を産(う)んで、ふ化(か)した幼虫(ようちゅう)は、その糞(ふん)を食(た)べて育(そだ)ちます。

センチコガネに似(に)ていますが、オオセンチコガネの方が体(からだ)の光沢(こうたく)が強(つよ)いです。

北海道(ほっかいどう)・本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)・屋久島(やくしま)・千島(ちしま)に分布(ぶんぷ)します。

なまえ(和名)
オオセンチコガネ
なまえ(学名)
Phelotrupes auratus
いろ
光沢(こうたく)のある赤(あか)・緑(みどり)・青(あお)などがおり、地域(ちいき)によって色(いろ)が異(こと)なる。奈良県(ならけん)では、光沢(こうたく)のある青色(あおいろ)が多(おお)い。    
きせつ
4がつ〜11がつ
なかま
甲虫(こうちゅう)目 センチコガネ科
おおきさ
体長(たいちょう)16〜22mm
すみか
動物(どうぶつ)の糞(ふん)が落(お)ちている場所(ばしょ)に多(おお)い。
オオセンチコガネ