けんびきょうの使い方
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顕微鏡はいろいろな部品でできています。
接眼レンズも対物レンズも、けんびきょうから取りはずせます。 接眼レンズは、鏡筒(きょうとう)にはめてあるだけです。 対物レンズはだいたいの場合、ねじ式になっています。 いろいろな倍率の対物レンズがはまっています。 |
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フォーカスのあわせかた
フォーカスをあわせるとは、ぼやけて見えない状態から、きれいに見えるようにすることです。右の図を見てください。
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光の軸合わせ
光はレンズで集められています。このレンズの位置がずれると、光がかたよって、視野の中で、暗いところと、明るいところができてしまいます。 そこで! プロは光の軸合わせをします。 光の軸合わせを、芯出し(しんだし)と言います。中心を合わせることです。右の図をみてください。芯出し調節前は上の方が影になっていますが、調節後は、暗いところがありません。 では、芯出し(しんだし)の方法を、下に右の図の番号に合わせてせつめいします。
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マイクロメーターをつかおう!
マイクロメーターを使うと、けんびきょうの中に見えているプランクトンなどの大きさをはかることができます。あいては小さいので、小さいもの用のじょうぎをつかうのです。すごいっしょ! マイクロメーターは、2つしゅるいがあります。
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とりつけかたは、かんたん!
接眼レンズの底のキャップをはずします。そして、そのキャップの上に丸いガラスの接眼マイクロメータをのせて、また接眼レンズにはめるだけ。 対物マイクロメータは、ステージにのせるだけです。 |
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二つともけんびきょうにとりつけて、かんさつすると、右の図のような絵がみえます。
大きなじょうぎの絵が、対物マイクロメータのめもりです。そのまんなかに、小さなじょうぎの絵がみえます。これは、接眼マイクロメータのめもりです。 二つのめもりをよく見てみると、30と70のところで、めもりがかさなっているようにみえます。 このめもりの線がかさなっているあいだのめもりの数をかぞえます。 接眼マイクロメータが40めもり、対物ミクロメータが10めもりとなっています。 ここで、対物ミクロメータの1めもりは、本当のじょうぎで、その長さは、0.01 mm です。 そこで、接眼ミクロメータの1めもりの長さをもとめるためには、右の式をつかいます。答えは、0.0025 mm となります。 これで、接眼ミクロメーターのめもりの長さがわかったら、対物ミクロメータをステージからはずして、測りたいプランクトンの入っているプレパラートを観察すると、プランクトンの長さをしることができます。 どう、すごいっしょ! |
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注意! 対物レンズをかえたら、かならず、もう一度はかってください。そうしないと、ほんとの大きさはわからないよ。 レンズの倍率がかわると、接眼レンズでみているサイズもかわります。対物レンズをかえるたびに、この方法をつかって、計算をしてください。そうすれば、正確に長さをはかることができます。 |
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