山道沿いで緑色のインクをしみこませたような朽ち木が転がっていることがあります。そんな朽ち木をひっくり返してみるとこのキノコがびっしりと生えていることがあります。キノコは直径4o前後の円盤状の子嚢盤に短い柄の付いた画鋲(がびょう)のような形をしています。キノコが発生していなくても木材が青緑色に染まったようになるのでこの属のキノコが付いていることが分かります。この色素を用いて草木染めならぬ「キノコ染め」をしている方もおられます。写真のキノコと同じようなきれいなグリーンにも染め上がるそうです。
文献名 | 掲載頁(解説) | イラスト・写真 | 検鏡図 |
原色日本新菌類図鑑(保育社) | − | − | − |
日本のきのこ(山と渓谷社) | 551 | 551 | − |
山渓フィールドブックス10きのこ | 301 | 301 | − |