ヒメジョオン(姫紫苑)      Stenactis annuus        キク科                          

たくさんの花の集合

葉のつき方
「茎を抱かない」

茎の断面

蜜を吸うベニシジミ
 6月〜10月にかけて花を咲かせる北アメリカ原産の帰化植物。明治時代に各地に帰化し、現在では全国にごく普通に見られます。
 高さ30〜150cmくらいになり、そっくりさんのハルジオンよりのっぽさんです。
 ハルジオンとヒメジョオンの2種はそっくりで、どうやって見分けるのかはいくつかの方法があります。図鑑を持ち歩かなくても区別がつく方法を紹介します。

<ハルジオンとヒメジョオンの簡単な見分け方>
■つぼみ
 つぼみを見てみましょう。
 ヒメジョオンはつぼみの時期に花序がうなだれませんが、ハルジオンはつぼみの頃おじぎをしたように花序がうなだれ、つぼみが濃いピンク色をしています。
■花期
 花の咲いている時期を見てみましょう。
 ハルジオンは4月〜7月にかけて花を咲かせ、ヒメジョオンは6月〜10月にかけて花を咲かせます。
 ヒメジョオンの方がハルジオンに比べ花が咲き出すのが遅いです。ハルジオンは春の花でヒメジョオンは夏の花ですね。
■葉
 葉のつき方をみてみましょう。
 ヒメジョオンは葉の根元が茎を抱かず、ハルジオンは茎の根元が茎を包むように抱いています。
■茎
 茎をナイフで輪切りにしてみましょう。
 茎の真ん中がスポンジ状の白いものがつまっているのがヒメジョオンで、空洞のようになっているのがハルジオンです。
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