クスノキ(楠)        Cinnamomum camphora       クスノキ科                          

花のアップ


果実
 5月〜6月にかけて花を咲かせる常緑高木で、高さ10〜30mほどの巨木になります。原産地は日本、中国などです。
 
 学校や公園ではおなじみの木本なのですがが(母校の高校ではシンボルであった)、少しクリーム色の地味な花なので気づかない人も多いと思います。大きな木なのに、花は1cmにも満たない大きさですが、じっくり見てみるときれいです。花の終わりに時期になると、枯れた花がぼろぼろ上から落ちてきます。
 秋には黒い果実が実ります。
 
 葉をもんでにおうと、なんだかどこかで匂ったことがある匂いがすると思います。…なんでしょう?
 それは、防虫剤の匂いなんです。クスノキの葉や枝からは防虫剤に用いられる樟脳(しょうのう)が作られています。防虫剤が植物から作られているなんて、驚き(☆。☆)です。
 クスノキは樟脳の防虫効果で害虫から自分自身の体を守っているのでしょうか?
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