5月〜6月にかけて花を咲かせる常緑低木で、高さは2mほどになります。
花は花弁(花びら)が白く、後ろにそり返り、雄しべの部分が前に突き出たような形をしています。じっくり見るとおもしろい形です。
葉はお膳の魚料理や赤飯など料理によくそえられています。いろどりかなぁと思っていたのですが、実はナンテンの葉には防腐作用があるそうで、その効果を利用しているのだそうです。
果実には「アルカロイド」という物質が含まれており、咳止めの薬として利用されています。また、正月には飾りとして玄関先に飾られています。
「難を転ずる→なんてん」というごろ合わせからか、昔から縁起の良い木とされ鬼門の方角に植えられたり、食べ物の上に葉を乗せ進物とする風習があったそうです。
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