オオイヌノフグリ(大犬のふぐり)     Veronica persica    ゴマノハグサ科                          

花のアップその1

花のアップその2

 まだ寒い春の初めのころからうすい青紫色の花を咲かせはじめ、初夏まで見ることができます。 ヨーロッパ原産の帰化植物で、今では春を代表する花です。
 
 道端やいたるところで見ることができます。小さな花がじゅうたんのように一面に咲いている様子は大変きれいです。
 
 花は一日しか咲いておらず、夕方には閉じてしまいます。「これでちゃんと受粉して種子はできるのかなぁ?」と思ってしまいます。…が、大丈夫☆なんと、花に昆虫がとまるとひょろひょろと細い柄が曲がり、落ちそうになった昆虫が雄しべや雌しべにつかまろうとすると体に花粉がつき、昆虫が移動すると他の花にちゃんと花粉が運ばれるのだそう。
 また、そのような機会に恵まれなくても、花を閉じるときに自花受粉をします。花粉を運んでくれる昆虫がいなくて受粉できなくても、最悪は自分の花粉で・・・という、確実に種子を残すためのオオイヌノフグリの戦略です。
 
 こんなところに書いていいのでしょうか…。大きな雄犬の性器(いわゆる「き○○ま」)に果実の形が似ているためこの名前がついたそうです。写真が無いのが申し訳ない。こんなにキレイな花なのに、なんと下品な…。ちょっとかわいそうですよね。
 夏に実った種子は秋に芽生え、翌年の春が来るのをじっと待っていのだそうです。
 
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