スギナ(杉菜)         Equisetum arvense          トクサ科                          

ツクシ(土筆)
 おなじみのツクシ。
 種子を作って殖えるほかの種子植物とは違い、胞子で殖えるシダ植物の仲間です。

 幼い頃、春先に土手などでつんつん生えているのをよく見かけて、ちぎって帰っていました。
 ツクシ(胞子茎)は春、胞子を飛ばすために顔を出します。写真のツクシは胞子を飛ばし終わっていますが。それ以外の季節は緑色のスギナを出しています。
 必ず春にはツクシが出るのかというと必ずしもそうではないみたいで、ツクシは栄養分の少ない荒れ地に多く見られ、田や畑などの栄養分の多いところではスギナばかりが出てくるそうです。そういえば、春にスギナばかりが生えていてツクシが一本も見当たらない場所があったなぁ。
 
 姿がスギに似ているのでスギナという名前がつきました。納得です。
 胞子茎の形を筆に例え、土から出てくる筆という意味で「ツクシ(土筆)」というそうです。かさ(ツクシの一番上のところ)が開ききる前のツクシを佃煮にして食べることができます。
 
 スギナは節のところでプチプチうまくちぎることができるので、節をひっこぬきもう一度もとどうりにさしてくっつけ「どこひっこぬいた?」と学校の帰り道に遊んでいました。
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