ツユクサ(露草)       Commelina communis      ツユクサ科                          

まさしく「露クサ」

正面から…

横から…
 7月〜9月に花を咲かせます。道端ではおなじみの草ではないでしょうか。
 
 写真では青色なのですが、実際は目がさめるような鮮やかな青紫色です。
 露が降りるくらい朝早くから咲き、ひなたでは昼過ぎにはしぼんでしまっています。朝見ると気分がすがすがしくなります。私だけかなぁ…?
 
 見れば見るほど変わった花の形をしています。
 ツユクサは不思議な花です。昆虫は花粉を運んで受粉の手伝いに来てくれるのですが、ツユクサは花が開いたときには、もうすでに自分の花粉で受粉していることが多いのだそうです。
 種子を確実に残すための作戦なのでしょうが、受粉が終わっているのなら花を開くためにエネルギーを使わないで、そのまま種子を作ることだけにエネルギーを使えばいいのに…と思うのですが。
 
 中央の黄色いものはおしべですがが、この雄しべは花粉を作らず、前に飛び出した2本長いのおしべだけが花粉をつけるそうです。花粉をつけないおしべは、昆虫に目立たせる役目を持っているといわれています。
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