6月〜8月に花を咲かせる、つる性草本です。
春先は春の植物に負けてしまうような、申し訳なさそうに地面をはっているのですが、夏が近づくと爆発的に成長し始め、他の植物に寄りかかりながら多いつくしてしまいます。覆われてしまった植物は日光を浴びることができないため、枯れてしまうものもあることから、薮をも枯らしてしまう→「ヤブガラシ」と名前がついたそうです。
オレンジ色をした部分は蜜を分泌しているところです。この蜜をいただこうとたくさんの昆虫が花期にはヤブガラシの周りを飛び回っています。蜜がたくさん出る時間も決まっているようです。変な花の形…と思われるかもしれませんが、この写真の花は花弁とおしべが落ちてしまっています。咲いてすぐはちゃんとおしべも花弁もあるのですが、半日ほどたつと蜜の出る部分とめしべだけになってしまいます。 |