5月〜6月にかけて、主にマメ科植物に寄生して花を咲かせる寄生植物。ヨーロッパから北アフリカにかけての原産で、帰化植物です。マメ科以外に、セリ科、キク科の植物の根に寄生根で寄生して、養分を吸い取って成長しています。写真のヤセウツボは、近くに生えていたマメ科のコメツブツメクサに寄生していると思われます。写真の黄色い花がコメツブツメクサです。
初めて見たとき、「これは花なん?!」と言ってしまいました。私の中で花というものは、緑の葉をもっていて…と思っていたので、この茶色い塔みたいなのが花だと信じられませんでした。でもよく見ると花だし、でも葉緑素がないし、どうやって生きてるんだ…と奇妙な花を見つけたなぁと思ていました。後で図鑑で調べて寄生植物と分かり、納得しました。
葉は退化して下のほうについています。
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